神奈川県内の読売新聞販売店従業員が声を潜める。
【画像】義理の娘を盗撮して…連れ子トラブルで逮捕されていた「読売新聞」販売店所長「この9月末、所長と連絡が取れなくなって、心配して行方を捜したんです。そしたら、どうも“ワイセツ事件”で逮捕されているようだと。ですが、この事件は読売新聞はじめ各紙に全く掲載されていないのです」◆ ◆ ◆人を育てるのが好きな熱血漢タイプ 名指しされたのは、横浜市内で新聞販売店「読売センター」(YC)の某店舗を経営する所長のA氏。現在、40代後半で、異色の経歴の持ち主だ。ネットメディアに掲載された本人のインタビューによれば、音大を卒業後、オーケストラ入団を志し、フリーで活動を続けたという。
神奈川県内の販売店 だが、音楽家になる夢は叶わず。20代半ばで一念発起、住み込みの新聞配達員として人生を再スタートさせた。そして約10年前、38歳で独立を果たしている。人を育てるのが好きな熱血漢タイプの所長として知られた。 A氏と交流があった元同僚が振り返る。「確かに、面倒見がよくて、悪い評判を聞かない人でした。学生時代に音楽をやっていただけあって、歌が抜群に上手かった。一緒に女の子のいる店に行くと、よくミスチルの歌を熱唱していましたね。絶対音感があると言っていました」急に連絡が取れなくなったのは、警察に逮捕されていたから 前述のインタビューでは販売店業務のやりがいを熱弁。オフには南国のセブ島でリフレッシュを図るなど、充実した生活ぶりも明かしていたA氏。ところが、やり手の販売店オーナーには、知られざる暗黒面があったのだ。 別の販売店従業員が打ち明ける。「数年前、連れ子の女の子がいる女性と結婚したのですが、義理の娘さんを盗撮していたようです。まだ10代、未成年だそうです。さらにDVもあったのではないかと。急に連絡が取れなくなったのは、そうした犯罪行為が発覚して警察に逮捕されていたからで、読売新聞の本社も把握しています」 事実、A氏は速やかに受け持っていたYC所長の座を更迭されていた。新所長が困惑気味に話す。「本社の指示があって、10月13日から所長に就いています。前任者とは面識がなく、何があったのかも知りません」読売新聞は現在、発行部数日本一を堅持 A氏を知る販売店経営者も驚きを隠せない。「今は購読者の拡張もままならず、スタッフの確保すら困難。一方で本社からは常に結果を求められる。Aさんも最近は『しんどい』と言っていたが、まさかこんな形で辞めるとは……」 かつて発行部数1000万部を誇った読売新聞は現在、600万部台まで落としつつも、発行部数日本一を堅持。その最前線で奮闘するのが、全国各地に張り巡らされた新聞販売店のYCだ。 読売新聞のサイトではこう紹介されている。〈YCは、読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます〉A氏の自宅を訪ねると… 報道されていない“グループの一員”の卑劣な犯罪行為について、読売新聞グループ本社広報部は次のように回答した。「A氏が神奈川県警に逮捕されたことは承知していますが、事件の詳細を把握できていないため、お答えは致しかねます。なお、所長不在となり、販売店の経営を正常化させる必要があったため、A氏の意思を確認の上、所長は交代しています」 県内にあるA氏の自宅を訪ねると、インターフォン越しに妻が声を絞った。「お答えすることは何もありません。申し訳ないですが、お引き取りください」 家族が受けた傷は計り知れない。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月26日号)
「この9月末、所長と連絡が取れなくなって、心配して行方を捜したんです。そしたら、どうも“ワイセツ事件”で逮捕されているようだと。ですが、この事件は読売新聞はじめ各紙に全く掲載されていないのです」
◆ ◆ ◆
名指しされたのは、横浜市内で新聞販売店「読売センター」(YC)の某店舗を経営する所長のA氏。現在、40代後半で、異色の経歴の持ち主だ。ネットメディアに掲載された本人のインタビューによれば、音大を卒業後、オーケストラ入団を志し、フリーで活動を続けたという。
神奈川県内の販売店
だが、音楽家になる夢は叶わず。20代半ばで一念発起、住み込みの新聞配達員として人生を再スタートさせた。そして約10年前、38歳で独立を果たしている。人を育てるのが好きな熱血漢タイプの所長として知られた。
A氏と交流があった元同僚が振り返る。
「確かに、面倒見がよくて、悪い評判を聞かない人でした。学生時代に音楽をやっていただけあって、歌が抜群に上手かった。一緒に女の子のいる店に行くと、よくミスチルの歌を熱唱していましたね。絶対音感があると言っていました」
急に連絡が取れなくなったのは、警察に逮捕されていたから 前述のインタビューでは販売店業務のやりがいを熱弁。オフには南国のセブ島でリフレッシュを図るなど、充実した生活ぶりも明かしていたA氏。ところが、やり手の販売店オーナーには、知られざる暗黒面があったのだ。 別の販売店従業員が打ち明ける。「数年前、連れ子の女の子がいる女性と結婚したのですが、義理の娘さんを盗撮していたようです。まだ10代、未成年だそうです。さらにDVもあったのではないかと。急に連絡が取れなくなったのは、そうした犯罪行為が発覚して警察に逮捕されていたからで、読売新聞の本社も把握しています」 事実、A氏は速やかに受け持っていたYC所長の座を更迭されていた。新所長が困惑気味に話す。「本社の指示があって、10月13日から所長に就いています。前任者とは面識がなく、何があったのかも知りません」読売新聞は現在、発行部数日本一を堅持 A氏を知る販売店経営者も驚きを隠せない。「今は購読者の拡張もままならず、スタッフの確保すら困難。一方で本社からは常に結果を求められる。Aさんも最近は『しんどい』と言っていたが、まさかこんな形で辞めるとは……」 かつて発行部数1000万部を誇った読売新聞は現在、600万部台まで落としつつも、発行部数日本一を堅持。その最前線で奮闘するのが、全国各地に張り巡らされた新聞販売店のYCだ。 読売新聞のサイトではこう紹介されている。〈YCは、読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます〉A氏の自宅を訪ねると… 報道されていない“グループの一員”の卑劣な犯罪行為について、読売新聞グループ本社広報部は次のように回答した。「A氏が神奈川県警に逮捕されたことは承知していますが、事件の詳細を把握できていないため、お答えは致しかねます。なお、所長不在となり、販売店の経営を正常化させる必要があったため、A氏の意思を確認の上、所長は交代しています」 県内にあるA氏の自宅を訪ねると、インターフォン越しに妻が声を絞った。「お答えすることは何もありません。申し訳ないですが、お引き取りください」 家族が受けた傷は計り知れない。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月26日号)
前述のインタビューでは販売店業務のやりがいを熱弁。オフには南国のセブ島でリフレッシュを図るなど、充実した生活ぶりも明かしていたA氏。ところが、やり手の販売店オーナーには、知られざる暗黒面があったのだ。
別の販売店従業員が打ち明ける。
「数年前、連れ子の女の子がいる女性と結婚したのですが、義理の娘さんを盗撮していたようです。まだ10代、未成年だそうです。さらにDVもあったのではないかと。急に連絡が取れなくなったのは、そうした犯罪行為が発覚して警察に逮捕されていたからで、読売新聞の本社も把握しています」
事実、A氏は速やかに受け持っていたYC所長の座を更迭されていた。新所長が困惑気味に話す。
「本社の指示があって、10月13日から所長に就いています。前任者とは面識がなく、何があったのかも知りません」
読売新聞は現在、発行部数日本一を堅持 A氏を知る販売店経営者も驚きを隠せない。「今は購読者の拡張もままならず、スタッフの確保すら困難。一方で本社からは常に結果を求められる。Aさんも最近は『しんどい』と言っていたが、まさかこんな形で辞めるとは……」 かつて発行部数1000万部を誇った読売新聞は現在、600万部台まで落としつつも、発行部数日本一を堅持。その最前線で奮闘するのが、全国各地に張り巡らされた新聞販売店のYCだ。 読売新聞のサイトではこう紹介されている。〈YCは、読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます〉A氏の自宅を訪ねると… 報道されていない“グループの一員”の卑劣な犯罪行為について、読売新聞グループ本社広報部は次のように回答した。「A氏が神奈川県警に逮捕されたことは承知していますが、事件の詳細を把握できていないため、お答えは致しかねます。なお、所長不在となり、販売店の経営を正常化させる必要があったため、A氏の意思を確認の上、所長は交代しています」 県内にあるA氏の自宅を訪ねると、インターフォン越しに妻が声を絞った。「お答えすることは何もありません。申し訳ないですが、お引き取りください」 家族が受けた傷は計り知れない。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月26日号)
A氏を知る販売店経営者も驚きを隠せない。
「今は購読者の拡張もままならず、スタッフの確保すら困難。一方で本社からは常に結果を求められる。Aさんも最近は『しんどい』と言っていたが、まさかこんな形で辞めるとは……」
かつて発行部数1000万部を誇った読売新聞は現在、600万部台まで落としつつも、発行部数日本一を堅持。その最前線で奮闘するのが、全国各地に張り巡らされた新聞販売店のYCだ。 読売新聞のサイトではこう紹介されている。〈YCは、読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます〉A氏の自宅を訪ねると… 報道されていない“グループの一員”の卑劣な犯罪行為について、読売新聞グループ本社広報部は次のように回答した。「A氏が神奈川県警に逮捕されたことは承知していますが、事件の詳細を把握できていないため、お答えは致しかねます。なお、所長不在となり、販売店の経営を正常化させる必要があったため、A氏の意思を確認の上、所長は交代しています」 県内にあるA氏の自宅を訪ねると、インターフォン越しに妻が声を絞った。「お答えすることは何もありません。申し訳ないですが、お引き取りください」 家族が受けた傷は計り知れない。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月26日号)
かつて発行部数1000万部を誇った読売新聞は現在、600万部台まで落としつつも、発行部数日本一を堅持。その最前線で奮闘するのが、全国各地に張り巡らされた新聞販売店のYCだ。
読売新聞のサイトではこう紹介されている。
〈YCは、読売グループの一員としての責任と誇りを持ち、日々の業務に取り組んでいます〉
報道されていない“グループの一員”の卑劣な犯罪行為について、読売新聞グループ本社広報部は次のように回答した。
「A氏が神奈川県警に逮捕されたことは承知していますが、事件の詳細を把握できていないため、お答えは致しかねます。なお、所長不在となり、販売店の経営を正常化させる必要があったため、A氏の意思を確認の上、所長は交代しています」
県内にあるA氏の自宅を訪ねると、インターフォン越しに妻が声を絞った。
「お答えすることは何もありません。申し訳ないですが、お引き取りください」
家族が受けた傷は計り知れない。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年10月26日号)