障害施設利用者に「かかと落とし」も 傷害容疑で元職員の男逮捕

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大阪府高槻市の障害者支援施設「三島の郷」で50代の男性入所者に暴行を加えて骨折させたとして、大阪府警高槻署は31日、傷害の疑いで、施設の元介護職員、堤正和容疑者(39)=同市西冠=を逮捕した。
容疑を認めているという。施設側の調査に対して、過去にも複数人の利用者に暴行したと話しており、府警が詳しく調べる。
逮捕容疑は9月29日朝、施設の共有スペースで入所者の頭や腹に殴る蹴るなどの暴行を加え、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負わせたとしている。
府警などによると、別の職員が、この入所者が歩きづらそうにしているのに気づいて発覚。施設内に設置された防犯カメラには、入所者に格闘技の「かかと落とし」のような暴行を加える様子や、他の入所者に暴行する様子も写っていた。
堤容疑者は10月13日付で解雇された。施設の運営法人は「虐待行為が発生したことは誠に遺憾であり、利用者やご家族に深くおわび申し上げます」などとするコメントを出した。

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