18歳女子高生が、大阪にある「立ちんぼスポット」で“路上売春”をはじめた『ヤバすぎる理由』

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摘発が相次ぎ、逮捕者が続出しているにもかかわらず、なぜ未成年による路上売春は増え続けるのか。徹底した現地取材から、少女たちが体を売ってまでカネを欲しがる理由と、その使い道を追った。
前編『「相場2万だけどトー横の子は最安3000円」「最中はホストのことを考えてます(笑)」新宿、梅田…全国で急増する「立ちんぼ女子」のホンネ』より続く。
一方、最近になって急増しているのが「メンコン」あるいは「メン地下」にハマり、売春をするようになった少女である。
前者は「メンズコンセプトカフェ」の略で、男性店員が執事や王子様などのコンセプトに合わせ接客する店。後者は、小規模なライブやイベントで活動する「メンズ地下アイドル」のことだ。
いずれも、男性と一緒に写真を撮る「チェキ」などのサービスがあり、課金すればするほどデートや旅行などの特典がついてくるシステム。お気に入りのキャストやアイドルは「推し」、彼らに貢ぐ行為は「推し活」と呼ばれる。
Photo by gettyimages
ホストクラブは風営法により18歳未満の入店が禁じられているが、「メンコン」「メン地下」は規制がないケースがほとんどだ。そのため、月に数百万円という多額のカネをつぎ込む未成年も出てきている。
大阪・兎我野町で売春をして半年になるというユズハ(仮名・18歳)も、メン地下にのめりこんだ一人だ。
「高3のときに、友達に誘われてメン地下のライブに行ったらハマっちゃって。チェキは一枚1000円なんですけど、私はライブのたびに40枚(4万円)撮ってます。ライブは月に15回くらいあるから、それで60万円。フツーの仕事じゃ絶対払えないし、高校生は風俗でも働けない。だから、メン地下仲間に教えてもらって売りをするようになったんです」
家庭環境は「フツー」と語るユズハ。メン地下の何が彼女を惹きつけたのか。
「親同士がメッチャ仲悪くて、いつも喧嘩してる。それが理由かわからないけど、お金さえ払えば私を全肯定してくれるメン地下のアイドルを求めちゃうんです。彼氏だったら、私の悪いところとか指摘してくるでしょ?
それだったら、お金払えばいいやって思っちゃう」
以前は梅田にある「泉の広場」が有名な立ちんぼスポットだったが、’19年から’20年にかけて女性61人が逮捕される事件が起きた。それによって、場所が兎我野町に移ったとされる。
立ちんぼが増えた背景には、こんな事情もある。買春客が言う。
「今年1月に、全国放送の報道番組で兎我野町の特集が組まれたんですよ。それで話題になって一気に若い子が増えた」
大久保公園とは違う、兎我野町ならではの特徴もある。女性が「みかじめ料」を徴収されているというのだ。
「一日5000円払うのが決まりになっている。地回りのヤクザが路地を監視していて、女の子が客を取ったあとに声をかけるんです。ホテルから出てきたところに『はい、5000円』と」(同前)
今はまだ未成年の立ちんぼは少ないが、今後広まっていくことが懸念されるエリアもある。その一つが、横浜・末吉町だ。街を流れる大岡川にかかる小さな橋「旭橋」。その周辺のラブホテル街には、連日、10人前後の女性が立っている。「昔は250軒ほどのちょんの間が並んでいたんですが、’05年に一斉摘発されてしまった。それで、女性が路上で客を取るようになったんです」(近隣の不動産業者)横浜の「ビブ横キッズ」今はまだ未成年の立ちんぼは少ないが、今後広まっていくことが懸念されるエリアもある。その一つが、横浜・末吉町だ。街を流れる大岡川にかかる小さな橋「旭橋」。その周辺のラブホテル街には、連日、10人前後の女性が立っている。「昔は250軒ほどのちょんの間が並んでいたんですが、’05年に一斉摘発されてしまった。それで、女性が路上で客を取るようになったんです」(近隣の不動産業者)現在、立ちんぼの多くは台湾やタイ、フィリピンの女性たちだというが……。「最近、横浜駅西口のファッションビル『横浜ビブレ』の周辺に、未成年の少年少女たちが集まるようになった。彼らは『ビブ横界隈』あるいは『ビブ横キッズ』と呼ばれ、少しずつ数を増やしている。横浜にもホストクラブやメンコンはありますから、彼らが古くからある末吉町の立ちんぼエリアと結びつく可能性はあります」(同前)東京・町田にも、古くからの立ちんぼエリアはある。東京と神奈川の境界を流れる境川にかかる「鹿島橋」は、別名「エンコー橋」と呼ばれ、最盛期の’12年頃には高校生などが常時15人ほど立って客待ちをしていたことで知られる。本誌記者が現地を訪れた10月中旬は、20代と50代の韓国人女性が二人いるだけだった。しかし町田も、ホストクラブなどが多くあるだけに再び盛り上がりを見せる可能性は否定できない。『ルポ新宿歌舞伎町 路上売春』の著書があるノンフィクションライターの高木瑞穂氏が言う。「トー横に代表される居場所のない少年少女がたむろする『界隈』現象は、今や全国に広まっています。大阪や横浜だけでなく、大宮や名古屋、福岡にも未成年が集まる場所はあるのです。大久保公園や兎我野町では、『界隈』の未成年が付近の古くからある街娼エリアと結びついて一大スポットが形成されました。同じことが起きる可能性は全国各地であります」各地の繁華街のいたるところに立ちんぼ……なんてことが起こらなければいいが。「週刊現代」2023年10月21・28日号よりさらに関連記事『孫が4人もいるのに…!新宿・大久保公園に通い続ける70代「トー横じいさん」の「正体」…「お金を払えば、好みの女性を抱くことができる」』では、路上売春をする少女たちを「買う」男性に詳しく話を聞いている。
今はまだ未成年の立ちんぼは少ないが、今後広まっていくことが懸念されるエリアもある。その一つが、横浜・末吉町だ。
街を流れる大岡川にかかる小さな橋「旭橋」。その周辺のラブホテル街には、連日、10人前後の女性が立っている。
「昔は250軒ほどのちょんの間が並んでいたんですが、’05年に一斉摘発されてしまった。それで、女性が路上で客を取るようになったんです」(近隣の不動産業者)
今はまだ未成年の立ちんぼは少ないが、今後広まっていくことが懸念されるエリアもある。その一つが、横浜・末吉町だ。
街を流れる大岡川にかかる小さな橋「旭橋」。その周辺のラブホテル街には、連日、10人前後の女性が立っている。
「昔は250軒ほどのちょんの間が並んでいたんですが、’05年に一斉摘発されてしまった。それで、女性が路上で客を取るようになったんです」(近隣の不動産業者)
現在、立ちんぼの多くは台湾やタイ、フィリピンの女性たちだというが……。
「最近、横浜駅西口のファッションビル『横浜ビブレ』の周辺に、未成年の少年少女たちが集まるようになった。彼らは『ビブ横界隈』あるいは『ビブ横キッズ』と呼ばれ、少しずつ数を増やしている。横浜にもホストクラブやメンコンはありますから、彼らが古くからある末吉町の立ちんぼエリアと結びつく可能性はあります」(同前)
東京・町田にも、古くからの立ちんぼエリアはある。東京と神奈川の境界を流れる境川にかかる「鹿島橋」は、別名「エンコー橋」と呼ばれ、最盛期の’12年頃には高校生などが常時15人ほど立って客待ちをしていたことで知られる。
本誌記者が現地を訪れた10月中旬は、20代と50代の韓国人女性が二人いるだけだった。しかし町田も、ホストクラブなどが多くあるだけに再び盛り上がりを見せる可能性は否定できない。『ルポ新宿歌舞伎町 路上売春』の著書があるノンフィクションライターの高木瑞穂氏が言う。「トー横に代表される居場所のない少年少女がたむろする『界隈』現象は、今や全国に広まっています。大阪や横浜だけでなく、大宮や名古屋、福岡にも未成年が集まる場所はあるのです。大久保公園や兎我野町では、『界隈』の未成年が付近の古くからある街娼エリアと結びついて一大スポットが形成されました。同じことが起きる可能性は全国各地であります」各地の繁華街のいたるところに立ちんぼ……なんてことが起こらなければいいが。「週刊現代」2023年10月21・28日号よりさらに関連記事『孫が4人もいるのに…!新宿・大久保公園に通い続ける70代「トー横じいさん」の「正体」…「お金を払えば、好みの女性を抱くことができる」』では、路上売春をする少女たちを「買う」男性に詳しく話を聞いている。
本誌記者が現地を訪れた10月中旬は、20代と50代の韓国人女性が二人いるだけだった。しかし町田も、ホストクラブなどが多くあるだけに再び盛り上がりを見せる可能性は否定できない。
『ルポ新宿歌舞伎町 路上売春』の著書があるノンフィクションライターの高木瑞穂氏が言う。
「トー横に代表される居場所のない少年少女がたむろする『界隈』現象は、今や全国に広まっています。大阪や横浜だけでなく、大宮や名古屋、福岡にも未成年が集まる場所はあるのです。
大久保公園や兎我野町では、『界隈』の未成年が付近の古くからある街娼エリアと結びついて一大スポットが形成されました。同じことが起きる可能性は全国各地であります」
各地の繁華街のいたるところに立ちんぼ……なんてことが起こらなければいいが。
「週刊現代」2023年10月21・28日号より
さらに関連記事『孫が4人もいるのに…!新宿・大久保公園に通い続ける70代「トー横じいさん」の「正体」…「お金を払えば、好みの女性を抱くことができる」』では、路上売春をする少女たちを「買う」男性に詳しく話を聞いている。

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