すり下ろしリンゴ食べて死亡、保育園女児の父親「なぜ」と涙…鹿児島・検証委が原因究明進める

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鹿児島県姶良市の私立認可保育園「興教寺保育園」で4月、生後6か月の女児がすり下ろしたリンゴを食べた後に意識不明になり、約1か月後に死亡した問題で、女児の父親が5日、初めて報道陣の取材に応じた。
「なぜ娘が巻き込まれたのか、早く原因を究明してほしい。娘には『守ってあげられなくてごめん』としか言えない」と涙ながらに訴えた。
遺族の代理人弁護士によると、死因は低酸素脳症になったことによる多臓器不全。気管には7~8ミリの食べ物が詰まっていた。
国がまとめた保育施設向けの指針では、リンゴは細かくしても詰まりやすいため、離乳食の完了期までは加熱して提供するよう配慮を求めている。同園によると、女児には加熱していない生のリンゴをすり下ろして与えていた。
この問題では、医師や弁護士らでつくる市の検証委員会が原因究明を進めている。

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