タカラジェンヌが転落死か…宝塚歌劇理事長が宝塚舞踊会で異例あいさつ「哀悼の意を表します」

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宝塚歌劇の現役団員が9月30日、自宅マンションから転落して死亡した。10月1日、兵庫・宝塚バウホールで開催された「宝塚舞踊会」の幕開き前に、歌劇団の木場健之理事長がステージに立ち、ファンに向けて「哀悼の意を表します。ご心配をおかけして深くおわび申し上げます」とあいさつを行い、生徒の死を認めた。
兵庫県警宝塚警察署によると、9月30日午前7時4分に、宝塚市内のマンションの近くに住む男性から「うつぶせに倒れている人がいる」と110番通報があった。18階には手提げかばんが置いてあり、その中身から身元が25歳の劇団俳優の女性と判明。地元テレビ局などが当日に報道した。
木場理事長は「昨日、宝塚歌劇の生徒の死亡が報じられました」と前置きして、お悔やみの言葉を続け「詳細につきましては現段階では公表を差し控えさせていただいておりますことを、ご理解いただけると幸いです」とした。歌劇団の理事長がファンの前であいさつするのは異例だ。
4年ぶりの開催となった舞踊会は予定を変更せずに行われたが、宝塚大劇場での宙組新トップコンビお披露目公演「PAGAD(パガド)」「Sky Fantasy!」はこの日の2公演を急きょ中止。公式ホームページで理由を「複数の出演者の体調不良が判明し、公演実施が困難なため」と説明した。観劇に向かう電車内で中止を貸し切り公演の主催者からの連絡で知った70代女性は「前から4列目で楽しみにしていたのですが…。コロナにかかられたのですか?」と残念そうだった。
2日はもともと休演日で、3日以降の上演については2日午前中までに案内するという。
◆厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
▼いのちの電話 0570・783・556(午前10時~午後10時)、0120・783・556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)
▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570・064・556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▼よりそいホットライン 0120・279・338(24時間対応)

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