前橋市の男性職員、小川市長の身辺探る動き知り「人目を気にせず話せる」ホテル提案…議会に経緯説明文書

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前橋市の小川晶市長(42)が既婚の男性職員とホテルに10回以上行っていた問題で、男性職員が10日、代理人弁護士を通じ、ホテルを訪れた経緯を説明する文書を市議会の富田公隆議長に提出した。
男性職員は「小川市長との間に男女の関係は一切ありません」とし、一連の騒動について市民や市職員に謝罪した。
男性職員は会話の場所にホテルを選んだことを自身の提案とした上で、「私が判断を間違ったため、多大な迷惑をかけた。市政への不信感を与えた」と説明した。
文書によると、男性職員は昨年4月の人事異動で市長と関わる機会が増えた。10歳程度年下の小川市長について「議会答弁や対外的な公務の振る舞いが未熟に感じた」として、昨年5月から月1、2回程度、公私で助言するようになった。当初は業務時間外に居酒屋の個室やカラオケボックスを利用していた。
ただ、市長の身辺を探る人がいるとの情報に触れた今年1月頃、「誰にも会わず、人目を気にせず話ができる場所」としてホテルを提案。男性職員は「女子会の利用などもあるとあったので、打ち合わせで使ってもかまわないと安易に考えた」などとしている。
富田議長は取材に対し、「職員の気持ちを受け止めた。全市議と共有し、協議したい」と話した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。