〈わいせつ校長が準強姦致傷の疑いで再逮捕〉ビデオに女子生徒との行為を録画「好きになってしまった」と供述…「蛇みたいなあの目で睨まれると」と元同僚女性教師

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教え子のわいせつ写真を撮影、保存していたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで9月11日、警視庁に逮捕された練馬区立三原台中学校校長、北村比左嘉容疑者(55)が29日、準強姦(ごうかん)致傷容疑で再逮捕された。校長から性被害を受けたとの相談が複数寄せられており、警視庁が慎重に調べている。 校長室から押収されたビデオカメラには… 北村容疑者は過去に勤務していた区立中学校で、当時10代だった女子生徒に性的暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。

「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者) 北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
教え子のわいせつ写真を撮影、保存していたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで9月11日、警視庁に逮捕された練馬区立三原台中学校校長、北村比左嘉容疑者(55)が29日、準強姦(ごうかん)致傷容疑で再逮捕された。校長から性被害を受けたとの相談が複数寄せられており、警視庁が慎重に調べている。
校長室から押収されたビデオカメラには… 北村容疑者は過去に勤務していた区立中学校で、当時10代だった女子生徒に性的暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。

「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者) 北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
校長室から押収されたビデオカメラには… 北村容疑者は過去に勤務していた区立中学校で、当時10代だった女子生徒に性的暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。

「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者) 北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者は過去に勤務していた区立中学校で、当時10代だった女子生徒に性的暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。

「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者) 北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者は過去に勤務していた区立中学校で、当時10代だった女子生徒に性的暴行を加え、全治不詳のけがを負わせた疑いがある。
「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者) 北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「今回の事件は家宅捜索で校長室から押収されたビデオカメラ内に女子生徒の動画があり、発覚。北村容疑者はマッサージを口実に女子生徒を校内の一室に呼び出し、わいせつ行為は複数回おこなっていた。女子生徒は調べに対し『学校に通えなくなる不安があった。忘れたくても忘れられず誰にも言えずにいた』と話しているが、北村容疑者は『被害者のことが好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかった』『性的暴行の意識はなかった』などと供述している」(社会部記者)
北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者 校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者
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校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。 9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
校長という圧倒的優位な立場を利用し、女子生徒にわいせつ行為を繰り返してきた北村容疑者だが、過去には新人女性教諭に対しパワハラ行為もおこなっていた。
9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった 女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。 「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
9月中旬、集英社オンラインはこの元同僚女性にインタビューをおこなった
女性が「同僚」だったのは平成14年から7年間、練馬区立の別の中学校で北村容疑者が「主幹教諭」を務めていたときのことだ。
「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」 北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「私は20代の新米教師で、北村さんは『主幹教諭』という制度ができてすぐに選ばれたので優秀という評価だったのでしょう。私が担任を受け持ったクラスで、北村さんは副担任で、進路指導もしていました。北村さんは私に対しても『指導』のつもりで毎日、いろいろなことを言ってきました。しかし、『指導』の内容はパワハラそのもので、ストレスにしかなりませんでした」
北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。 「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者は毎日夕方になると、その日に気づいた指摘事項を書いた何枚ものカードを女性の前に掲げ、『どれからがいい?』と選ばせたという。
「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」 北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「カードはだいたい5枚以上はあって、引いたカードの内容に応じて説教されるんです。説教が夜まで続いて全部消化できない日もありました。内容としては『教室の後ろにゴミが落ちていた』などすごく細かいことや、インフルエンザになったときに『体調管理がなってない』と説教されることもありました。北村さんもインフルエンザになっていたのに、自分のことは棚に上げて説教するんです」
北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。 北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村主幹教諭による事細かで執拗な説教は連日続き、女性は恐怖の日々を過ごした。今でも記憶から消し去りたいと思うほど、それは陰湿だったという。
北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン) 「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン)
北村容疑者の自宅。30~40代くらいの女性と暮らし、小さな子どももいたという(撮影/集英社オンライン)

「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」 管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「説教は基本ネチネチしていて、強烈なものだと大勢の生徒の前で自分の力を見せつけるように大声で私を叱ることもありました。20代の教師が私だけだったので余計に標的になってたのかなと思います。同じ学年の先生たちみんなでやるような仕事があっても、自分だけ偉そうに椅子にふんぞり返って見ているだけ。口を開けば文句ばかりだったので、同僚の先生方からの評判も悪かったです。きっと主幹に選ばれて自分は偉いって意識があったんだと思います」
管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
管理職に相談したら説教の代わりに露骨な無視に… 一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。 「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
一方、主幹に抜擢されるだけあって、北村容疑者は担当する理科の授業については「わかりやすくて楽しい」と生徒に評判だった。しかし、元同僚の女性は続ける。
「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」 動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「生徒たちからは『北村先生はとても怖い目をするときがある。雰囲気が怖くて、蛇みたいなあの目で睨まれると石みたいに固まってしまう』という話をよく聞いてました。鋭い目つきで生徒たちに有無を言わせないような説教をしていたようです。私も当初は悪い印象は持っていなかったのですが、担任と副担任というペアの関係になってから、生徒たちの言うことがもっともだと身にしみてわかるようになりました。とても怖い目つきで、反論させないような説教の仕方なんです」
動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン) 女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン)
動揺が広がる三原台中学校(撮影/集英社オンライン)

女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。 「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
女性が北村主幹との関係に苦しみ出すと、助け舟を出す周りの教員もいた。「このままではウツになる」と管理職に相談したこともあったが、逆にそのことが北村容疑者に伝わり、すると今度は説教の代わりに露骨な無視が始まったという。
「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」 女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「あの頃のことはずっとトラウマです。当時はいっぱいいっぱいで何度も夢でうなされることもありました。担任と副担任のペア期間は1年間でしたが、それだけ追い詰められたので、同じようなパワハラ被害に遭ってる人もいるんじゃないかと心配していました」
女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。 「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
女性はそのショックもあってかその後退職した。今も北村容疑者によるトラウマが残っているという。
「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」 北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「いつかパワハラで問題になるのではないかとは思っていましたが、まさかわいせつ事案で逮捕されるとは驚きでした。でも当時から理科の担当だったので、理科準備室のような自由に使える密室もあったし、進路指導の先生でもあったから個人で呼び出しもできた立場です。もしかしたらと思うとゾッとします」
北村容疑者の再逮捕を受け、練馬区教育委員会は「被害に遭われた方、当該学校の生徒・保護者の方ならびに区民の皆様に対し、深くお詫び申し上げます」とホームページ上で謝罪。 集英社オンラインでは教育委員会の担当者に話を聞いた。 「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。 北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」 学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
「区民のかたや、そうでないかたも含めこれまで70件程の御意見を受けました、多くが厳しい言葉だったと聞いています。これまで(三原台中学の)子どもたちに対し、アンケートや面談をしてきましたが、今後も心のケアにつとめていきます。
北村容疑者とは逮捕後、教育委員会の者が面会に行きましたが『大変申し訳ないことをした』と話していました。過去のパワハラの件については捜査もあるのでこちらからは控えさせていただきます」
学校や塾での教育者のわいせつ事件が立て続けに起きている。ストレス時代に生きる子どもたちの居場所がますます厳しく狭いものにならないことを、祈るしかない。 9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン) ※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン)
9月12日に開かれた教育委員会での会見(撮影/集英社オンライン)

※「集英社オンライン」では、今回の事件や教育関係者にまつわる事件、トラブルについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] X(Twitter) @shuon_news 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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