判決で賠償額誤る=58万円増やす―奈良地裁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

奈良県警奈良西署の男性巡査長が実弾を盗んだと疑われ自白を強要されたとして、県に損害賠償を求めた訴訟の判決を巡り、奈良地裁は4日、県に支払いを命じた賠償額が本来よりも約58万円少なかったと明らかにした。
1日付で主文の賠償額を約297万円から約355万円に訂正する「更正決定」を行ったという。
奈良地裁によると、勤務形態変更などに伴う賃金減少額が本来とは異なっていたという。同地裁は「適正な裁判手続きを行っていくよう引き続き努めたい」とのコメントを出した。
寺本佳子裁判長は先月31日の判決で、実弾配布時にミスがあり、紛失していなかったのに「執拗(しつよう)に自供を迫った」と指摘。違法な取り調べだったと認定していた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。