熊本県のアクアリウムショップが2023年9月2日、店先に置いていた容器と水草を盗まれる被害をX（ツイッター）で訴えた。
防犯カメラの映像を公開して名乗り出るよう呼び掛けており、投稿は1万7000件以上リポストされるなど注目を集めている。店長に顛末を聞いた。
被害を訴えたのは、八代市内にあるアクアリウムショップ「AQUA Shinga（真雅えび）」のXアカウント（@Shingaebi）だ。店先に堂々としゃがみ、水槽から何かを拾うような動きをみせる人物の様子を公開した。
当時について店長は4日、防犯カメラから訪問者検出の知らせがあり、ライブ映像を確認している最中に起きたとJ-CASTニュースの取材に答えた。
映像を見返したところ、「（相手は）辺りを一回パッと見て…」。商品展示に用いるガラス瓶2個と、そこに詰める形で、約580円で販売している水草を4束ほど盗られ、車で去っていったと説明。被害額は8000円にのぼるとする。
相手は常連ではないものの、見覚えはあるようだという。当初は謝罪を求めてXの投稿に至った。昨今、メダカ業界などでも屋外の魚を盗られる事案が起きているとし、盗難行為への「抑止力」になればとの思いもあったとする。
過去にも同様の出来事があり、その際に防犯カメラを設置したと明かす。「それからは本当に全然、減る事が無かったので『あぁやっぱり人間だったんだな』と思った」と振り返る。
今回の事態を受けては「悲しい」と店長。店では商品を購入した客に水草をサービスする場合もあり、「言ってくれればまだなぁ」と嘆く。
取材回答時点では商品価格相当の賠償を望んでおり、警察に被害届が受理されたという。対策としてはカメラの増設も検討している。店長によると相手からの連絡はない。