“スラムダンク聖地”で迷惑行為続く 道の真ん中で写真撮影、車道に広がる観光客で交通渋滞も…神奈川・鎌倉市

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人気アニメの“聖地巡り”のスポットとなっている、神奈川・鎌倉市にある踏切。付近では、道路の真ん中で写真撮影するなどの迷惑行為が相次ぎ、地元の人々が頭を悩ませている。
取材班が向かったのは鎌倉市。美しい湘南の海を望む、江ノ電の鎌倉高校前駅の近くの踏切には、多くの観光客の姿が見られた。
この夏の人出があまりにも多く、地元の人々が頭を悩ませている。理由はこの作品にあった。
日本だけでなく、中国や韓国などで爆発的ヒットを続けるバスケットボール映画「THE FIRST SLAM DUNK」。TVアニメ版にこの踏切が登場したことで、ここがいわゆる聖地巡りのスポットとなり、世界各国からスラダンファンがつめかけているのだ。
しかし、その踏切付近では、道路の真ん中で写真を撮影するなどの迷惑行為が相次いでいた。
2023年5月にイット!が取材した際も、踏切付近は外国人観光客でごった返していた。このときも道路の真ん中で立ち止まって写真を撮る人や、車道でドリブルをした上で道路の真ん中に飛び出してポーズを取る人がいた。
車道で撮影していた中国人は、「みんな(路上撮影を)やっているから私も撮りました」と話していた。
8月も、踏切の周辺では車のクラクションが頻繁に鳴り響いていた。観光客が車道に広がるため、交通渋滞を引き起こしているという。
これらの迷惑行為により、警察には5月から7月までの3カ月間で、60件あまりの通報が寄せられたという。こうした事態を受け鎌倉市は、これまで週末と祝日に限り、警備員1人を配置してきたが、今後は毎日配置する新たな対策に乗り出すことを決めた。
近隣住民からは「平日も入ってくれるといいなと思っていた。住んでいる私たちにとっても、すごく安心感はあると思う」「言葉が通じないということもあり、非常に助かると思う」といった声があがった。
新しい対策は9月から実施される予定だ。
(「イット!」8月31日放送より)

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