“バンクシー”?海岸の壁に描かれた絵に観光客が殺到も…“偽物”と自治体は判断「えっ本物じゃないの?」【茨城・高萩市】

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茨城県高萩市の海岸の壁に描かれた絵が話題になっています。
描かれているのは…メッセージボードを首からぶら下げる猿や、花束を投げる男など。
福島県民:バンクシーの絵があるということで。
観光客:私、一回見に行ったことがあるんですけど、バンクシー展。本物なのかなって思いながら来ました。
神出鬼没の覆面アーティスト「バンクシー」の作品のように見える絵。
バンクシーが描いた“ホンモノ”なのでは?との憶測が広がる一方で、自治体は“偽物”だと判断。あくまで「落書き」だとして、落書き禁止の看板を設置する事態に発展しているのです。
8月26日、めざまし8が現場に向かうと…、
夏休み最後の土曜日ということもあり、子供の姿も多く見られましたが、多くの人は、海には目もくれず、防波堤に描かれた絵を前に記念写真を撮っていました。
千葉県民:(千葉県)浦安の方から来ました。
茨城県民:自分は水戸で彼は群馬です。
実はこの海岸、グーグルマップでも「ヴァンクシーの壁画」と紹介されていて、県外から足を運ぶ人も多く見られました。
バンクシーの作品によく似た絵は、壁だけではなくテトラポットにも…。
一方、困っているのが…海岸を管理する自治体。茨城県高萩工事事務所によると、防波堤の画は、2019年に初めて確認されると、2023年2月には 6つに増加。数が増えたことや、描かれた絵がこれまでに見たことのあるものばかりだったことから偽物と判断したといいます。
中学生の兄弟:えっ本物じゃないの?
3月には、茨城県高萩工事事務所は落書き禁止の看板を設置。
しかしその後、看板の「落書き禁止」の文字の上には「バンクシー以外」と書き足され、「落書きは犯罪です」の部分は「アート海岸指定区」と書き変えられていました。現在、新たな看板が設置されていますが、その後も絵は増え、番組が確認すると全部で9つの絵が描かれていました。
海岸の管理事務所は、「書いた本人に消してもらいたい」とした上で、今後、落書きを消すことも視野に検討しているということです。
(めざまし8 8月28日放送)

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