「ばんそうこうや目薬などに12万」帰ってきた“爆買い”中国人団体客 人気の“ゴールデンルート”にも変化

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約3年半ぶりに解禁された中国からの団体旅行。爆買いが復活するか注目される中、人気を集める観光ルートには変化が起きていた。
25日午前11時頃、神奈川・鎌倉市にある七里ヶ浜近くの江ノ島電鉄の踏切を訪れたのは、約3年半ぶりに解禁された中国からの団体旅行客だ。
この一行は23日夜、全日空を利用した“解禁後の第1弾”の団体旅行客として羽田空港に到着した。
来日3日目の25日、鎌倉の人気観光地を回った後、江ノ電に乗って“あの踏切”を訪れた。
この踏切は、中国や韓国でも大人気の日本のアニメ「SLAM DUNK」のオープニングに登場することから、アジアなどからの観光客が絶えることなく訪れている場所。
電車が通ると、観光客は一斉にスマホやカメラを向けていた中国人観光客。
1人の男性観光客に話を聞くと、「アニメが実際の風景になっていて見ていて不思議な感じです」と笑顔で話した。
コロナ前は中国人観光客が外国人観光客の約3割を占めていた。
その代名詞となっていたのが“爆買い”。当時は、炊飯器などの電化製品に始まり、化粧品やお菓子などが大量に購入されていた。
今回のツアー客で爆買いした人はいるのかーー。
1人の中国人観光客に買い物した金額を聞くと、「12万円以上買いました。ばんそうこうや目薬や頭痛薬」と教えてくれた。
24日は、1日自由行動だったことから、ドラッグストアを3軒回って購入したという。
観光ツアーのルートにも変化が生じている。
コロナ前は、東京から箱根、富士山、愛知、京都、大阪を5泊6日で回るツアーが“ゴールデンルート”と言われていた。
しかし、解禁後の第1弾は、東京に2泊した後、鎌倉、富士山を回って東京にもう1泊する、4泊5日の比較的にゆったりとした日程だ。
今後はどんなコースが新たなゴールデンルートとなるのだろうか。
(「イット!」 8月25日放送より)

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