東京音楽大（東京都目黒区）に爆破予告のファクスを送信し業務を妨害した威力業務妨害事件で警視庁に逮捕された無職、大熊翔容疑者（２６）と、東京農工大大学院生、佐藤直容疑者（２２）の２人は、インターネット上の掲示板で特定の弁護士を攻撃する人の集団とされる「恒心教」に共鳴。
捜査１課の調べに大熊容疑者は「高校生の時に恒心教を知った。ファクスでの嫌がらせを自分で考えたので自己顕示欲があった」、佐藤容疑者は「恒心教を広めたかった。大ごとになれば面白いと思った」と供述しているという。
押収した佐藤容疑者のパソコンなどから、２人がネットでファクスを大量送信するサービスを利用し、３０万件超を送信した記録を確認した。
２人は全国の大学や自治体、企業などに１～５月の間、爆破や殺害予告を延べ３０万件以上送信していたとみられ、捜査１課が関連を調べている。