知床観光船沈没から5か月、8人不明のまま…道警「寒くなる前に手がかり見つけたい」

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北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故は、23日で発生から5か月となる。
これまでに18人の死亡が確認されたが、8人は行方不明のままだ。第1管区海上保安本部や道警は23日まで、集中捜索を実施する。
今回の集中捜索は21日に開始。22日には道警のヘリが、半島先端部の湾で小銭入れや片足の靴を見つけて回収したが、不明者は発見できなかった。
事故は4月23日に発生。1管などが、翌24日に半島周辺の海上で11人、同28日に半島東側で3人の遺体を発見した。5、6月には北方領土・国後島とロシア・サハリン島の海岸で乗客乗員の男女3人の遺体を発見。8月には漁師らボランティアの捜索隊が半島先端の海岸で頭蓋骨を発見し、行方不明者だと確認された。
知床半島では今後、寒さや雪で陸路からの捜索は困難が予想される。道警幹部は「寒くなる前に一人でも多くの不明者の手がかりを見つけたい」と話す。

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