東海道線“傾いた”電柱と衝突 「死ぬかな」車内はパニック

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突然の事故で緊急停止し、真っ暗になった車内は騒然としていた。
乗客「なんかぶつかりましたね。車かなんかぶつかったんだ」
乗客「車?」
乗客「車だと思うよ、多分」
JR東海道線で起きた事故直後の車内の映像。
車内には、子どもの泣き叫ぶ声が響きパニック状態に。
緊急停止した電車の運転席の窓ガラスは大破し、かなりの衝撃だったことがわかる。
5日午後9時半ごろ、神奈川・鎌倉市のJR大船駅近くで、東海道線が線路脇にある傾いていたとみられる電柱に衝突した。
事故車両の乗客「なんか外に電線みたいなのが、なんかピカピカしたので」、「ちょっと一瞬『死ぬかな』と思って覚悟しました。脱線したら多分死んでるなと思います」
線路には、折れて配線などがむき出しになった電柱が転がり、車内にはつり革が散乱し、天井が壊れていた。
衝突した電車は、小田原発横浜行き。
沿線で行われていた花火大会のための臨時列車で、およそ1,500人の乗客で混雑していた。
車内は停電し、冷房もストップ。
事故車両の乗客「窓を途中から開けたんですけど、わたしも汗びっしょりだったので」
混雑した車内では蒸し風呂状態となり、多くの人がうちわのようなものであおぐ様子が見られた。
汗だくでうなだれるように眠る男の子。
閉じ込められた車内には、1歳の子どもも乗車していた。
事故車両の乗客「(子どもは)髪の毛がシャワーを浴びたような感じでビショビショになって。服も全部汗でビショビショ。(体感で)35度ぐらいは普通にあったんじゃないかな。このままここにいたらマズいなと」
具合が悪くなったのか、座席に横たわっている人の姿もあった。
日付が変わった午前0時過ぎ、ようやく外へと避難誘導が始まった。
線路を歩き避難する乗客の中には、浴衣姿の人も多く見られた。
そして、熱中症の疑いで担架で運ばれる乗客の姿もあった。
JR東日本によると、この事故で乗客3人がけがをし、9人が体調不良を訴えた。
影響が複数の路線に及んだことから、JR大船駅では帰宅困難者が続出。
タクシー乗り場には大行列ができた。
なぜ、電柱は傾いていたのか。
6日に会見を開いたJR東日本によると、事故の3日前に行った点検では、異常は確認されなかったという。
JR東日本・鈴木均常務取締役「原因についてはまだ申し訳ございませんが調査中ということでございます」
運輸安全委員会は7日、鉄道事故調査官2人を派遣。
事故原因の調査にあたるとしている。

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