「よく見えなくて怖い」…高齢者の気持ちに迫る 京都の警察署で疑似体験

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高齢者への適切な対応を学ぼうと、病院や保育園などを運営する洛和会ヘルスケアシステムは、京都府警向日町署で署員らを対象とした高齢者対応の研修会を開いた。
署員らは実際に高齢者の体を疑似体験できるキットを装備するなどし、高齢者にどう向き合えばいいのか理解を深めた。
体験キットは視界がぼやけるゴーグルや、姿勢を前かがみにするベルトなど数点で構成される。すべて装備すると80代後半~90代の高齢者の体を疑似体験できるという。署員らは「腰が痛くてしんどい」「よく見えなくて怖い」などと述べながら高齢者の実情を学んでいた。
洛和会ヘルスケアシステムの川嶋真理子課長は「高齢者がどこに不自由を感じているのか身をもって知ってもらえれば」。向日町署生活安全課の寺村和也巡査(30)は「高齢の方に対応することもあるので、今回の経験を生かしたい」と話した。

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