ツイッターで「ここに橋が欲しい人、割といる説」大反響…「東京湾口道路」促進協を動かす

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千葉県富津市など13市町でつくる「房総地域東京湾口道路建設促進協議会」が、東京湾口の浦賀水道を渡る道路の建設を求めて、9年ぶりに総会を開いた。
きっかけの一つは、ツイッターへの1本の投稿が大きな反響を呼んだことだった。
東京湾口道路は、富津市と対岸の神奈川県横須賀市を結ぶ約17キロの道路として構想されている。1994年に促進協が設立された。
しかし、国は2008年7月に閣議決定した国土形成計画で、「湾口部などを連絡するプロジェクトは長期的視点から取り組む」として、個々の調査を打ち切った。東京湾口道路は実現の見通しが立たなくなり、促進協は14年を最後に総会を開いていなかった。
転機は今年1月。ツイッターに、東京湾口道路のルート図とともに「ここに橋が欲しい人、割といる説」という投稿があった。金谷港(富津市)―久里浜港(横須賀市)を運航する「東京湾フェリー」が、「みんなフェリーで渡ろうよ…(震え声)」と反応して話題になり、現在までに1万件以上のリツイートがあった。
富津市は、「地元の経済界からの要望に加え、ツイッターでの関心ぶりをみると、東京湾口道路には社会的に大きな期待がある」とみる。第二湾岸道路の早期実現や東京湾アクアラインの6車線化に向けた動きが活発になり始めており、促進協としても活動を再開することになった。27日に同市役所で開かれた総会では、来年4月をめどに促進協を発展的に解消し、期成同盟へ移行することを決めた。
促進協会長の高橋恭市・富津市長は「東京湾口道路を通せば、様々なリスク低減や県南地域の発展に役立つと思う。13市町一体となって国や県に建設促進を働きかけたい」と話した。

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