「ラブホでカラダを重ねて、そのまま…」年下キャバ嬢との再婚を後悔し続ける44歳“トラック運転手”のリアル

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ときには自分の意見を押し通すことも大切だが、周囲の注意やアドバイスを聞かずに強行してしまうと、あとから後悔することになるかもしれない。そんな状況に陥り、毎日のように後悔しているのが、竹林信太朗さん(仮名・44歳)。 学生の頃からの付き合いで、腐れ縁のような関係のまま元妻と結婚した竹林さんは大型トラックの長距離運転手。若い頃から車に興味があったため、何日もかけて全国各地を飛び回り、長時間トラックを運転していれば給料がもらえる仕事は天職だったとか。
◆料理・洗濯・掃除を完璧にこなす
「昔とは違って、勤め先によってはトラックも社用車だし、改造できません。僕が入社した会社は大手企業の子会社だったこともあり、コンプライアンス重視で福利厚生や給料面もしっかりしていました。そのため、自然とお金が貯まっていきました」
労働環境がよく手厚い企業で働き、結婚した奥さんとは学生の頃から20年以上連れ添った仲。妻は節約家で貯金が趣味。そのうえ、いつも身なりをキレイにしていたし、竹林さんがいつ仕事から帰っても、チリひとつ見たことがないほど掃除も行き届いていた。
「何不自由のない、満ちた暮らしでした。元嫁は、家事がまったくできない僕を責めることもなく、料理・洗濯・掃除を完璧なまでにこなし、2人の老後の資金を貯めたいからとパート勤めもしていたのです。僕には、もったいないぐらいの嫁だということはわかっていました」
◆同僚と飲みに出かけたキャバクラで…
けれど竹林さんは、久しぶりに会社の同僚と飲みに出かけたキャバクラで泥酔。そこで隣についていたA美さん(22歳)を酔った勢いで「このまま2人になりたいな」と誘ってしまう。ただ、竹林さんがモテるタイプではなかったため、同僚も見て見ぬフリ。
「自分でもモテない自覚はあったので、8割以上が冗談のつもりでした。でもA美は『いまは無理だけど、お店が終わったあとならいいよ』と言うのです。同僚たちは『コイツ、嫁さんいるよ』『お金は貯め込んでるから、貢いでもらえば?』などと言いたい放題」
煽りのようにも感じた周囲の態度に、竹林さんもだんだんと意地になってきたとか。眠さや酔いでギブアップして帰る同僚を横目に飲み続け、ついに閉店。「酔い覚ましに、ラーメンでも行かない?」と、2軒目を食べに行ったが最後だった。
◆ラブホテルの一室でカラダを重ね…
「話し上手なA美とラーメンを食べながら盛り上がり、帰りたくなくなってカフェへ。そして夜が明ける頃には、ラブホテルの一室でカラダを重ねていました。モテた経験のない僕にとって、22歳年下の垢ぬけた美人でワガママなA美さんは、最高に可愛かったのです」
A美さんに迫られ、勢いで一晩を共にしてしまった竹林さんは、そのまま爆睡。そしてラブホテルで目を覚ますと、妻に合わせる顔がないと帰ることを躊躇してしまう。そしてそのまま、現実逃避。A美さんのマンションで同棲を開始してしまったのだ。
「スマホにも会社にも電話がかかってきて、同僚や上司からも怒られましたし、帰るよう説得されました。でも僕は、魔法? 呪い?でもかけられたみたいにA美を選択。『ずっと待ってるから』という嫁に離婚してほしいと何度もお願いし、離婚しました」
◆周囲の反対を押し切って再婚
さらに竹林さんは、不倫をやめるよう説得してくる同僚や上司に、A美さんのことを褒めちぎって浮かれまくる始末。さらには、A美さんをトラックに乗せて仕事をしているのが見つかり、現場によっては注意されたこともあったとか。

そんなことがあっても、竹林さんはA美さんのことを嫌いになれず、とうとう周囲の反対を押し切って再婚。ところがA美さんは結婚すると同時に竹林さんの通帳や印鑑を管理し、散財するようになる。
◆籍を入れた途端、態度が豹変
「付き合っていたときは、いっしょに住んでいたマンションをキレイに片付けて手料理も作ってくれました。お弁当だって毎日のように作ってくれたのに、籍が入った途端、そういう献身的なことは一切なし。態度も豹変しました」
竹林さんが稼いだお金を堅実に貯金していた元妻とは対照的に、A美さんはパートもせず、家事も一切しない。竹林さんがダメだと言っているのに仕事についてきては、サービスエリアなどでご当地グルメやご当地グッズを買い漁り散財し放題。
「A美は、元妻が残してくれた僕と2人の貯金を湯水のように使い続けています。僕は再婚から1年も経たず、元妻のありがたみを痛感しました。でも周囲に相談しようとしても、『どうせ、最終的にはノロケだろ』『離婚前に忠告しただろ』と相手にしてもらえません」
◆「自業自得ですが、地獄です」
A美さんに「離婚したい」と伝えても、「離婚はしない。またキャバ嬢に戻るとか無理」の一点張り。それでも、引き落とし手続きや新規で口座を作るといった手続きも面倒くさく、そのままにしているという竹林さん。
「貯金がなくならないうちに口座を変更し、弁護士にでも相談したいと考えています。ただ、手続きなどはいままですべて元妻がやってくれていたので、こんなに面倒なものだとは思わず、何からどうしたらいいのか迷っているというのが現状。自業自得ですが、地獄です」
いまになって自分のしたことを後悔しまくっているという竹林さんだが、時間はもう戻らない。また、日頃から当たり前のように受けている恩恵には気づきにくいもの。周囲の忠告やアドバイスに耳を傾けながら、自分の現状をよく把握して判断したいものだ。
<TEXT/夏川夏実>

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