埼玉・上尾市の佐藤恵理子(さとう・えりい)市議(37)が17日、所属する埼玉維新の会から離党勧告を受けたことを明かした。ツイッター上で過激な写真を販売していたことが原因だという。佐藤氏は直撃に複雑な心境を明かした。
佐藤氏はこの日、「埼玉維新から離党勧告を受けました。理由は面接時にグラビアは把握されていたものの、デジタルでの写真の販売は聞いていなかったとのことです」と記した。
佐藤氏はもともとグラビアやネット配信で活動するネットアイドルで、2019年の上尾市議選に旧NHK党から当選。昨年離党し、維新に入党後も議員活動と兼職している。
爍旅馘泙離哀薀咼番長瓩噺世錣譴榛監氏はこれまでも格闘技大会で、際どいコスプレでリングに上がったりしていた。参院選落選後には写真集を販売したりしていたが今回、問題となったのは下着姿や胸を手で隠すなどの自撮り写真をツイッターで公開し、希望者にDMで3~5枚を1000円からで販売したことだった。
先月、無修正のわいせつ動画をツイッターで販売した会社員の21歳の女のニュースが話題となったばかりで、ネット上では佐藤氏の写真販売にも尾ひれが付いた。
佐藤氏は取材に「無修正で大金を稼いでいるとか、全裸の写真を販売したとかいわれたが、危ういものは出していません」と説明。これまでも全裸写真などは販売したことはないという。
佐藤氏は政治用と芸能活動用の2つのツイッターアカウントを持っている。今回写真を公開、販売したのは芸能活動用だった。最近、ダイエットに成功したうれしさのあまり普段より露出が多い写真を掲載し、販売してしまったという。
「手で胸を覆い隠す写真など過激であったとのご意見を頂戴しております。私個人では闘病の末、努力をして痩せた体なので多くの方に見てほしい気持ちで公開や販売等を行ったが、組織に属して、ご意見がたくさん来るところで、ご迷惑をおかけすることに考えが及ばなかったとの反省点があります」と謝罪した。
正式に離党勧告の処分が出た場合は、甘んじて受け入れるという佐藤氏だが、グラドルや表現者として活動してきたとあって「私の体の写真は表現の一部でありますが、一方で良くないという指摘があり、難しいところです」とも吐露。今後も政治活動は続けていくという。