14日午前11時10分頃、大阪市此花区の人工島・舞洲の「舞洲スポーツアイランド」で、音楽イベントのリハーサル中、装置から噴き出した水が、近くで点検作業をしていた埼玉県東松山市の自営業八代達司さん(40)の顔を直撃した。
八代さんは搬送先の病院で死亡し、大阪府警此花署は、業務上過失致死容疑で水が噴出した経緯や安全管理態勢を調べる。
男性を死亡させた水の勢いは、どれほどの衝撃だったのか。
爆発や衝撃のメカニズムに詳しい熊本大の波多英寛助教(衝撃工学)の現場の状況を基にした分析では、競走馬1頭分に該当する約500キロ・グラムの物体に頭が押されるのと同等とみられるという。
波多助教は「これだけの勢いと重さのあるものが人の頭に当たれば、命にかかわる」と話した。