円満な夫婦生活が破綻寸前に「子供はまだ欲しくない」“妻の手のひら返し”に愕然

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結婚しても夫が転勤などになった場合、妻子を残して単身赴任することは珍しくない。また、理由は人それぞれだが夫婦関係が悪化した場合、どちらかが家を出て別居状態になることもある。 だが、なかにはお互い近距離に住んでおきながら結婚後もひとつ屋根の下で暮らさず、別居婚というカタチを選んだ夫婦もいる。
コロナ前の2019年、友人カップルの紹介で知り合った2歳下の女性と結婚した豊島孝輔さん(仮名・34歳)がまさにそれ。当初は同居するつもりだったが、冗談半分で口にした“別居婚”という言葉に妻が食いついてしまったそうだ。
◆籍は入れても一緒に暮らさず
「彼女はウェブデザインや動画編集などを扱う会社に勤めていますが、コロナ禍の間も今もオフィス勤務。ただし、夜は家に持ち帰って作業することも多く、納期前などは土日も自宅に籠って仕事をする時もありました。仮に結婚しても妻が夜中や休日も仕事をしていたらいくら夫婦でも気を遣うし、それは向こうにとっても同じだなって。簡単に結論を出したわけではないですが結婚前に何度も話し合い、『だったら今のままのほうがいいよね』ってことになったんです」
ただし、なるべく近いほうが行き来しやすいため、入籍に合わせて彼女が豊島さんのマンションから歩いて10分ほどのアパートに引っ越し。毎日というわけではないが週4~5日は会っており、週2日はどちらかの家に泊まるという。
◆意外と悪くない別居婚生活
「戸籍上は私のマンションに一緒に住んでいる形になっています。イメージとしてはウチの近くに彼女が仕事場用の部屋を借り、そこにいつも寝泊まりしてるって言うほうがしっくり来るかな。いずれにしても毎日顔を合わすわけじゃないため、ケンカも滅多にしなかったし、結婚後も恋人時代のような感覚でした。私も1人の時間が欲しかったですし、いい意味でバランスが取れていると思っていたんです」
ところが、結婚から4年が経ち、その考えは変わりつつある。今では妙案だと思った別居婚を一刻も早く解消し、一緒に住むべきだと思うようになったからだ。
◆結婚前の約束を一方的に反故にする妻に不信感
「彼女との間にズレを感じるようになったからです。最初は妻の『最初の3年はこのままで』という提案に私も同意しましたが、ちょうど3年が過ぎた昨年夏に改めて尋ねると『今のままで別によくない?』って。同じ別居婚でも期間限定と無期限では話が全然違ってくるじゃないですか。
しかも、子供についても『今はまだ欲しくない』と言われました。以前は彼女も30代前半での出産を考えていると話しており、それを踏まえて自分なりに将来の生活ビジョンを立てていたのに……。けど、それを台無しにされた気分で、今は妻に対する不信感が拭えません」
豊島さんの妻は現在32歳。最近は40代での出産も増えているとはいえ、今の彼女は子供を作ること自体に後ろ向き。このまま出産を望まない可能性も大いに考えられる。
「言われてみると結婚してからは、将来に関する会話の中でも彼女が妊活や子供の話をすることはほとんどありません。私からそういう話を振ってもすぐに話題を変えようとするし、意図的に避けてる感じがしてならないんです。だから、本当は子供が欲しくないのかなって。でも、聞くのが怖くて未だに確認することはできていません」
◆今の状態では夫婦であり続ける意味がない?
結婚前から子供を望まないと決めていたならともかく、2人の場合はそうではない。それだけに彼女の考えが懸念通りであった場合、別居婚以前に夫婦関係を続けていく自信はないという。
「一緒に暮らしてない、かつ子供も望まないとなると夫婦でいる意味はあるのかなって。彼女のことが好きだったから別居婚を受け入れましたし、最初はそれもまんざらでもないと思ったのも事実です。ですが、一緒に暮らしてないことは彼女たっての希望もあり、ウチの両親には現在も隠したまま。義両親は知ってるんですけど、ひょっとして自分って彼女にとって都合のいいヤツなんじゃないかなと考えてしまうんです」
夫婦のカタチはひとつじゃないとはいえ、それは信頼関係があってこそ。特に彼らのようにまったく一緒に暮らした経験がないまま別居婚を始めた場合、普通の夫婦よりも良好な関係を継続させるのは逆に難しいのかもしれない。
<TEXT/トシタカマサ>

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