日本百名城の一つに数えられる熊本県の人吉城。その跡地は、紅葉の名所として知られています。
そこで、今から25年前(1997年)、不思議な「地下室」が見つかりました。
広さ、およそ20畳。階段があって、周りを石で囲まれ、下には水槽のようなものもあります。これまで記録は見つからず、「謎の地下室」とされてきました。
郷土史家・益田啓三さん:「宗教的な施設というのが、可能性としては高い。非常に似た施設が、スペインのジローナにあるのが分かった」
スペインにあるという施設。写真を並べてみると、造りがよく似ています。スペインの施設は、ユダヤ教徒が身を清める沐浴(もくよく)施設だといいます。
戦国時代、キリスト教の宣教師には改宗したユダヤ人が多く、人吉城の地下室と何かしら関係がある可能性があるといいます。