三重・津で暴行死の女児 生後間もなく「ゆりかご」に預け入れ

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津市久居野村町のアパートで4歳の女児が死亡し先月、傷害致死容疑で母親の中林りゑ子容疑者(42)が逮捕された事件で、女児が生後間もなく、熊本市の慈恵病院が運営する「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に預けられていたことが8日、病院への取材で分かった。母親と女児の名前、女児の生年月日が同じだったという。
【図解】児童虐待通告、最多10.8万人 コロナで潜在化か 赤ちゃんポストは親が育てられない子供を預かる。病院によると中林容疑者は、2019年2月に生後間もない三女ほのかちゃんを伴い、車で来院。三重県内の自宅で出産したことや、氏名を明かした上で「自分で育てたいが、今日使うお金を考えてしまうくらい経済的に厳しい。健康保険料すら滞納している。生活を立て直すまで預けたい」と訴えたという。病院は同17日~3月11日、ほのかちゃんを預かった。その後、熊本県内の乳児院を経て、三重県内で乳児院に預けられたとみられる。 中林容疑者は「妊娠がばれると、長女や次女が(児相に)保護されてしまうと思った。児相に子供たちを取られたくなかった」とも述べたといい、中林容疑者は、妊娠を児相に把握されることを恐れていたとみられる。 慈恵病院の蓮田健院長は「預けられた4年後にこのような形で亡くなってしまったことは残念だ」と話した。【原諒馬】
赤ちゃんポストは親が育てられない子供を預かる。病院によると中林容疑者は、2019年2月に生後間もない三女ほのかちゃんを伴い、車で来院。三重県内の自宅で出産したことや、氏名を明かした上で「自分で育てたいが、今日使うお金を考えてしまうくらい経済的に厳しい。健康保険料すら滞納している。生活を立て直すまで預けたい」と訴えたという。病院は同17日~3月11日、ほのかちゃんを預かった。その後、熊本県内の乳児院を経て、三重県内で乳児院に預けられたとみられる。
中林容疑者は「妊娠がばれると、長女や次女が(児相に)保護されてしまうと思った。児相に子供たちを取られたくなかった」とも述べたといい、中林容疑者は、妊娠を児相に把握されることを恐れていたとみられる。
慈恵病院の蓮田健院長は「預けられた4年後にこのような形で亡くなってしまったことは残念だ」と話した。【原諒馬】

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