犯行動機はLINEブロックか 後輩の顔に硫酸 26歳男の初公判

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大学の後輩に硫酸をかけ重傷を負わせた男。動機はLINEをブロックされたことだった。
大学の後輩だった男性に硫酸をかけたとして、傷害などの罪に問われている花森弘卓被告(26)。
20日に行われた初公判で起訴内容を認めた。
事件は2021年8月24日、東京メトロ・白金高輪駅で起きた。
被害に遭ったのは、琉球大学時代、花森被告の後輩だった当時22歳の男性。
花森被告は、エスカレーターに乗っていた被害男性に後ろから近づき、追い抜きざまに硫酸をかけた。
男性は顔や腕などに全治およそ6カ月の重傷を負った。
20日の初公判に、花森被告は上下黒のジャージー姿で現れ、着席前には傍聴席側に軽く会釈。
冒頭ではまず、裁判官から名前を聞かれた。
しかし、声が小さく何度も聞き直されていた。
その後、起訴内容について問われた際には、「間違いないです」と話し、認めた。
検察側が冒頭陳述で明らかにしたのは、犯行に至った経緯。
それによると、花森被告は事件前、被害男性と連絡を取ろうとしたものの、相手がLINEをブロック。
それを受け、男性の就職先を特定し、犯行に至ったと指摘した。
一方、弁護側は、「大学時代から花森被告の趣味や性格、容姿などをいじられたり、からかわれたりしたことから追い込まれていった」などと説明した。

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