独占公開!大川隆法の遺言書 長男・宏洋が明かす「後継者」と「教団の未来」

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今年3月2日に死去した「幸福の科学」の大川隆法総裁(享年66)。
誰が二代目総裁になるのか、10億円は下らないという莫大な遺産を誰が相続するのかに注目が集まっていたが、ようやく詳細が判明した。6月21日、東京家庭裁判所にて大川総裁の遺言書の検認が行われたのだ。
遺言書を検認した大川総裁の長男・宏洋(ひろし)氏によれば、「当日、東京家裁に来た家族は僕だけでした」という。
「隆法には長男の私、次男の真輝、三男の裕太、長女・咲也加、次女の愛理沙という5人の子供がいます。久しぶりに会えたら連絡先を交換しようと思っていたんですけど、誰も来ませんでしたね。隆法の後妻の紫央さんも来なかった。僕の他には、教団の弁護士が3人いただけでした」
「驚いたのは、教団の弁護士の一人が咲也加の弁護士も務めていたこと」だと宏洋氏は言う。
「実はこれ、大きな意味を持っています。教団と咲也加がガッチリ握っている、ということですから。遺言書を見て確信しました。明言こそしていないものの、実質的な二代目総裁は咲也加になっていたのです」
どういうことか。
「霊言や説法の書籍やDVD、映画など、隆法の著作物の著作権を咲也加に相続させていました。教団が活動するために隆法の著作物は不可欠。それが遺言書により、咲也加の許可なく使えなくなった。事実上の最高権力者となったのです。逆に言えば、これまで実質トップだった紫央さんがその地位を失ったことになる。失脚した――と見ていいでしょう。これは驚きました。弁護士によれば、咲也加はこの遺言書を承認しているとのこと。今後、教団は彼女が率いることになるでしょう」
もうひとつ、宏洋氏が予想外だったのが「僕が相続人から排除されていなかったこと(笑)」だという。
「おそらく、遺言書が書かれた時期が関係していると思います。遺言書の日付は2019年12月4日。教団を離れて暴露本を書いた僕を隆法が訴えたころで、いまほど関係はこじれてなかった。それが奏功したのでしょう。隆法は遺言書を毎年書いており、書くたびに前年のものは無効にしていた。2020年、2021年、2022年にも、遺言書を書いていた可能性はありますが、見つからなかったのでしょう。
もし、直近の遺言書が存在していれば、後継者は紫央さんになって僕も咲也加も相続人から排除されていたかもしれません。隆法と咲也加の関係はここ最近、急速に悪化していましたから。現役信者さんの情報では、今年2月には『天照大神の生まれ変わり』から『妖怪お多福の生まれ変わり』に咲也加の“設定”が変更されていたそうです(幸福の科学は『その事実はない』と否定)。隆法の第一夫人で私の実母・きょう子によれば、遺言書は教団の宗務本部長、理事長に予め公開されていたといいますから、この内容を覆しようがなかった。認めざるを得なかったのだと思います」
遺言書によれば、大川総裁の個人の現預金や個人的に所有する宝飾品などを宏洋氏は相続することになるという。
「白金の自宅の3階の時計部屋に、時計が数百本あったのは見たことがあります。その中のどれが教団のもので、どれが隆法の私財なのかまではわかりませんが、数千万円から数億円は入ると思います。算定や手続きに時間がかかるそうで、実際に入金されるのは2年ぐらい先になるそうですけどね」
以前、フライデーの取材で宏洋氏は「遺産が入ったら信者さんに全額返金する」と語っていたが……。
「それは私が二代目総裁になったら、です。おそらく、そこまで大きな金額は僕には入ってこないので、まずは母に借りた2021年公開の映画『グレーゾーン』の制作資金3000万円を最優先で返済します。咲也加には宗教被害者への対応をしっかりやるように、YouTube等で働きかけていきます」
新生「幸福の科学」はどうなるのか。宏洋氏の見通しは明るい。
「咲也加の性格はよく知っています。おそらく、サイズダウンしていくんだろうと思います。赤字部門はバッサバサ切っていくでしょう。政治もやめるんじゃないかな。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティを閉めるかもしれない。咲也加はイタコ(霊言)ができないから、現実的な宗教団体になっていくと思います。無理なお布施を求めることもなくなるのではないでしょうか。
次女の愛理沙は教団を出ていますが、その他のきょうだいは教団に残っているようです。職員寮にいるという話もある。遺言書には“自分の子弟は無下に扱わないでくれ”と書かれていましたから、彼らも安泰でしょう。おそらく」
宏洋氏は今後も教団を注視していくという。

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