入室3時間「先に出る」女性の声で 犯人像は?「解剖知識ないと困難」

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札幌市のホテルで頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、見つかった被害者の車について新たな情報が入ってきました。事件現場から報告です。
(藤原妃奈子ディレクター報告)
被害者の車は現場があるのと同じ札幌市中央区で見つかりましたが、その車の中から被害者の名前が記載されたポイントカードが見つかったということです。また、車の中に血痕の付着はありませんでした。車の鍵は見つかっておらず、警察は一緒に入出した人物が持ち去った可能性もあるとみています。
その一緒に入出した人物は1日午後11時前、被害男性とホテルに入出し、2日午前2時ごろに女性のような声で「1人でホテルを出る」とフロントへ電話が掛かっていたことが関係者への取材で分かっています。こうしたことから、その人物はこの3時間の間に被害男性を殺害し、首を切断したことが推測されます。
(Q.被害者とホテルに入ったのは女性の服装をした人物だが、女性か男性か分かっていない。仮に女性だったとすれば、成人男性の首を3時間で切断することは可能なのか?)
法医学の専門家に話を聞くと、「解剖学的な知識や経験がある人物でない限りは成人男性の首を3時間で切断するのは難しい」と指摘しています。そのうえで「切断するには家庭用の包丁などではなく、しっかりとした厚みがある刃物を用意する必要がある」ということです。こうした条件がそろっていれば、女性でも犯行は可能だと話していました。

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