「酒を売って生活費にしたかった」…巨人ドラ2投手「万引きを繰り返した転落半生」戦慄の素顔写真

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巨人のドラフト2位投手が再び逮捕された。
スーパーで酒類を万引きしたとして6月29日までに神奈川県警瀬谷署に逮捕されたのは、’97年に巨人へ入団した小野仁容疑者(46)だ。横浜市瀬谷区のスーパーでウイスキー7本、約3万5000円相当を盗んだとみられる。
「小野容疑者は今年5月8日、ウイスキーをカバンに入れてスーパーから出ようとしたところ、店の警備員に見つかったようです。近くにいた人に取り押さえられましたが、隙をみて逃走。防犯カメラの映像などから、横浜市内の自宅で逮捕されました。警察の調べに対し『間違いありません。酒を売って生活費にしたかった』と犯行を認めています」(全国紙社会部記者)
『FRIDAYデジタル』は’22年2月13日配信の記事で、小野容疑者の過去の事件について詳しく報じている。再録して、元巨人の投手が転落した経緯を振り返りたい(内容は一部修正しています)。
捜査員がアパートに入ると、思わず息をのんだ。
1LDKの狭い室内に、梱包されないまま無造作に置かれていたのは酒、酒、酒……。しかもウイスキーの「余市」や「知多」、「シーバスリーガル」など高級酒ばかり。その数は400本にのぼったーー。
’22年2月7日、秋田中央署は千葉市内の量販店でウイスキーを盗んだとして元プロ野球選手の小野容疑者を再逮捕した。小野容疑者は’21年11月に秋田市内でシャンパン11本(約8万2000円相当)を盗んだとして、’22年1月に逮捕、起訴されたばかり。今回は、陳列されていたウイスキー8本(約5万4000円相当)を盗んだ疑いが持たれている。
「捜査員が小野容疑者の自宅アパートを調べたところ、未開封の酒が大量に見つかりました。しかもシャンパンなど、高級な酒です。普通は酒を盗んだ容疑者の家を家宅捜査すると、アルコールの臭いが満ちて空き瓶が転がっているものですが、小野容疑者の自宅から見つかった400本はすべて未開封でした。
調べに対し小野容疑者は、400本の高級酒について『盗んだことは間違いありません』と犯行を認めています。秋田や千葉以外でも、窃盗を重ねていたとみられる。警察は、さらに捜査を進めています」(全国紙社会部記者)
小野容疑者は野球界のエリートだ。秋田経法大附属高時代には、エースとして2年時に春夏連続で甲子園に出場。’94年の世界選手権には、高校生として初の日本代表入りを果たす。高校卒業後は日本石油へ入社し、’96年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得。同年のドラフトでは、2位指名で巨人へ入団した。
「左腕から繰り出す150km近いストレートを武器に、1年目から2軍で5勝1敗、防御率1.88の好成績を残します。その後も、2軍ではバツグンの投球。2年目5月のロッテ戦では20個の三振を奪うなど、2度の最多勝や最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
ただ、1軍ではパッとしません。不振の原因はイップスです。一度フォアボールを出すと、止まらなくなってしまう。’02年に近鉄へ移籍すると翌年戦力外になります。2軍での活躍から期待されながら、1軍ではわずか3勝、防御率5.77という成績。ファンからは『2軍の帝王』と呼ばれていました」(スポーツ紙担当記者)
解雇後は米国のマイナーリーグで野球を続け、’05年11月のトライアウトを受けるが、獲得に名乗りをあげる球団はナシ。プロ復帰への道が閉ざされると自暴自棄となり、妻との関係もこじれ離婚してしまう。その後は横浜市内の市場で魚運搬、パンの配送、焼き鳥店での接客など職を転々。キャバクラで黒服を務めたこともあった。
「’18年秋には、知人の元プロ野球選手の紹介で入社した健康器具メーカーを辞め無職に。その頃から、高級酒の窃盗に手を染め始めたとみられます」(前出・記者)
アマチュア時代に注目されながら、プロに入ってパッとせず戦力外に……。鬱屈した思いが膨らんでいったのだろうか。野球から離れた男は不満をため込んだまま、第二の人生で生きがいを見出せなかったようだ。

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