救急車が脱輪、搬送に6分の遅れ 8カ月女児が死亡 大阪・岸和田

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大阪府岸和田市消防本部は2日、市内の8カ月の女児を救急搬送中に救急車が脱輪して走行できなくなり、病院への到着が約6分遅れたと発表した。女児は搬送時に心肺停止状態で、病院到着後に死亡が確認された。女児の死亡と搬送遅れとの因果関係を調べている。
京都でも…ボタン間違え救急車3分遅れ 84歳死亡 同本部によると、2日午前0時9分、「女児が呼吸をしていない」と家族から119番があり、救急車とポンプ車が出動した。救急車は同19分に到着し、同22分に女児を乗せて搬送先の病院に向かったが、1分後に市道の側溝(幅30センチ、深さ30センチ)に右後輪が脱輪し、自走不能に。急きょポンプ車での搬送に切り替え、0時半に病院に到着した。脱輪後、ポンプ車に搬送を引き継いで再出発するまで約6分を要したが、この間も蘇生措置は継続していたという。女児は同53分、搬送先の病院で死亡が確認された。

2日午後、記者会見した雪本貴司消防長は「あってはならないことで深く反省し、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。同本部によると、救急車を運転していたのは20代の男性消防士で、過去にも救急搬送中に縁石と接触したことがあり、再講習に合格して復帰していた。救急車は市道で車線変更した際、沿道の民家の壁への接触を避けようとして脱輪したとみられる。【鈴木拓也、小坂春乃】
同本部によると、2日午前0時9分、「女児が呼吸をしていない」と家族から119番があり、救急車とポンプ車が出動した。救急車は同19分に到着し、同22分に女児を乗せて搬送先の病院に向かったが、1分後に市道の側溝(幅30センチ、深さ30センチ)に右後輪が脱輪し、自走不能に。急きょポンプ車での搬送に切り替え、0時半に病院に到着した。脱輪後、ポンプ車に搬送を引き継いで再出発するまで約6分を要したが、この間も蘇生措置は継続していたという。女児は同53分、搬送先の病院で死亡が確認された。
2日午後、記者会見した雪本貴司消防長は「あってはならないことで深く反省し、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。同本部によると、救急車を運転していたのは20代の男性消防士で、過去にも救急搬送中に縁石と接触したことがあり、再講習に合格して復帰していた。救急車は市道で車線変更した際、沿道の民家の壁への接触を避けようとして脱輪したとみられる。【鈴木拓也、小坂春乃】

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