柔道教室の教え子ら9人に性的暴行、元塾長の男に懲役25年求刑…千葉地裁

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塾長を務めていた柔道教室の教え子ら9人に性的暴行を加えたなどとして、不同意性交や不同意わいせつなどの罪に問われた千葉県市原市、無職の男(33)の公判が10日、千葉地裁(宮本聡裁判長)であった。
検察側は「圧倒的に優位な立場で及んだ卑劣な犯行」として懲役25年を求刑し、弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決は10月22日。
起訴状などによると、男は昨年10月13日、県内の宿泊所で、当時13歳未満の女児に睡眠導入薬を飲ませ、抵抗が難しい状態で性的暴行を加えたなどとしている。被害者は追起訴分も含めて9人に上る。
検察側は論告で、男が柔道の合宿や遠征で、教え子の就寝中に犯行に及ぶなどしたと指摘。犯行が長期間、複数回に及ぶことから、「常習性は明らかで再犯の恐れが極めて高い」と強調した。
弁護側は、被告が罪の深さを痛感しているなどと主張した。
男は、市原市で柔道教室の塾長を務めていたが、事件を受けて3月に全日本柔道連盟から除名処分を受けた。

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