“メタノール中毒死殺人事件”理系エリート夫婦に家庭内暴力か スマホに暴行の痕

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妻に劇物の「メタノール」を飲ませ、殺害したとして夫が逮捕された事件。共に国立大の大学院で学んだ“理系エリート”の夫婦は、「家庭内暴力」の問題を抱えていたとみられています。
大手製薬会社「第一三共」の研究員・吉田佳右容疑者(40)。今年1月、東京・大田区の自宅で妻の容子さん(当時40)に劇物のメタノールを飲ませ、殺害した疑いがもたれています。
吉田容疑者「妻に殺意を抱いたことはない。家にメタノールなんか持ち込んだこともない」
吉田容疑者は容疑を全面否認し、今は黙秘しています。
吉田容疑者の小中時代の同級生「学年でも成績優秀だったので、頭が良い存在だった」
吉田容疑者は北海道大学の薬学系の大学院を修了後、2007年に「第一三共」に入社。2018年から2年間、会社に籍を置きながらアメリカの大学に留学し、家族で移住しました。
吉田容疑者の知人「家族を大事にされている子煩悩な方だったという印象。積み上げてきたものを崩すようなことはしない人なのかなと」
一方、妻の容子さんは京都大学の大学院を修了し「第一三共」に入社。同期の吉田容疑者と2010年に結婚しました。小学校の卒業文集には「国連職員になりたい」と書いていて、勉強熱心だったといいます。
容子さんを知る女性「将来のために一生懸命やってたんだと思います。小さい時から頭が良いことは有名ですね」
子どもを授かり、幸せそうに見えた“理系エリート”の夫婦。
しかし…
吉田容疑者「夫婦喧嘩で手を上げたことはある。金銭感覚の違いからトラブルになっていた」
捜査関係者によりますと、夫婦間の暴力などについて夫婦それぞれが7、8年前に警視庁に相談していたといいます。
また、容子さんのスマートフォンには吉田容疑者の暴行で腫れたとみられる顔の画像が複数保存されていて、警視庁は犯行の動機を慎重に調べています。

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