横断歩道で10代男女はねられる 1人死亡、1人重傷 成田の国道

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26日午後2時20分ごろ、千葉県成田市飯仲の国道51号の交差点で、横断歩道を歩いていた10代の男女2人が直進してきたトラックにはねられた。2人のうち、高校生とみられる女性は頭を強く打ち、約2時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。男性はあばら骨を折るなどの重傷だが、意識はあるという。県警成田署は、トラックを運転していた埼玉県久喜市東大輪、自称トラック運転手、日下部孝延容疑者(63)を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。
【写真】10代男女がはねられた事故現場 同署によると、現場は信号のある十字交差点。日下部容疑者は「赤信号に気付くのが遅れて交差点に入った」と容疑を認めている。トラックのドライブレコーダーには赤信号の交差点に進入する様子が記録されていたという。同署は過失運転致死傷容疑に切り替えて調べる。 現場はJR成田駅から南西約2・5キロ。【中村宰和、長沼辰哉、林帆南】男女、並ぶように倒れ 事故現場付近には、発生から約2時間がたっても被害者のものと見られる靴や血のついたタオル、衝突したトラックの破片などが散乱していた。トラックは前部左側がややへこんだ状態で現場から数十メートル先で止まっていた。 事故直後に現場に駆けつけた、近くの飲食店の女性店員(35)によると、被害に遭った男女は並ぶように倒れていた。男性は少し意識があって腕を少し動かしていたが、呼びかけには応じなかったという。救急車が到着するまで通りかかった人が救助にあたった。店員は「小学6年生の息子が交差点を歩いて通学していて、車の通行量が多い場所なので心配です」と話した。 現場から徒歩5分の場所に住むバス運転手の林洋平さん(68)は「ハンドルを握ると、いつどんなことが起きるかわからないので気をつけなければいけない」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。 現場から約250メートル離れた場所には市立平成小学校があり、通学路にもなっている場所。同小は本来の下校は午後2時35分だったが、同じ時間帯に事故が起きたことを受け、児童を校内に約1時間待機させた。同小によると保護者から事故の連絡を受け、児童約570人を校内にとどめ、職員が引率したり、保護者に迎えに来てもらったりして下校させたという。【中村宰和】
同署によると、現場は信号のある十字交差点。日下部容疑者は「赤信号に気付くのが遅れて交差点に入った」と容疑を認めている。トラックのドライブレコーダーには赤信号の交差点に進入する様子が記録されていたという。同署は過失運転致死傷容疑に切り替えて調べる。
現場はJR成田駅から南西約2・5キロ。【中村宰和、長沼辰哉、林帆南】
男女、並ぶように倒れ
事故現場付近には、発生から約2時間がたっても被害者のものと見られる靴や血のついたタオル、衝突したトラックの破片などが散乱していた。トラックは前部左側がややへこんだ状態で現場から数十メートル先で止まっていた。
事故直後に現場に駆けつけた、近くの飲食店の女性店員(35)によると、被害に遭った男女は並ぶように倒れていた。男性は少し意識があって腕を少し動かしていたが、呼びかけには応じなかったという。救急車が到着するまで通りかかった人が救助にあたった。店員は「小学6年生の息子が交差点を歩いて通学していて、車の通行量が多い場所なので心配です」と話した。
現場から徒歩5分の場所に住むバス運転手の林洋平さん(68)は「ハンドルを握ると、いつどんなことが起きるかわからないので気をつけなければいけない」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。
現場から約250メートル離れた場所には市立平成小学校があり、通学路にもなっている場所。同小は本来の下校は午後2時35分だったが、同じ時間帯に事故が起きたことを受け、児童を校内に約1時間待機させた。同小によると保護者から事故の連絡を受け、児童約570人を校内にとどめ、職員が引率したり、保護者に迎えに来てもらったりして下校させたという。【中村宰和】

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