県道で車同士が正面衝突、8人重軽傷…1月にも近くで幼い子ども死亡の事故

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24日午前8時25分頃、滋賀県彦根市石寺町の県道で、米原市、会社員男性(20)運転のワンボックス車と、対向の長浜市、団体職員の男性(44)運転の乗用車が正面衝突。
ワンボックス車の助手席の男性(18)が脊髄損傷、乗用車に乗っていた女児(8)が鎖骨骨折の重傷を負い、会社員男性と団体職員男性とその妻(44)、乗用車の10~11歳の女児3人も軽いけがをした。
彦根署の発表では、現場は片側1車線の緩いカーブ。ワンボックス車が対向車線を越えたとみられ、同署が事故の状況を調べている。会社員男性らは仕事の現場へ、団体職員男性らはスポーツ行事の会場に向かう途中だったという。

事故があったのは琵琶湖岸の近くを走る県道で、現場の1・7キロ北で1月にも車同士が正面衝突する事故が起き、車に乗っていた幼い子どもが死亡した。
今回の事故で、乗用車の後方を走行していた彦根市の会社員女性(50)は、衝突時、「ガシャーン」という大きな音とともに2台が道を塞いで止まる場面を目撃。直後に乗用車から降りてきた女児たちは顔や口から血を流し、泣いている子もおり、女性が「大丈夫?」と尋ねると、「大丈夫じゃない。痛い」とつらそうにしていたという。
女性は1月の事故も覚えており、読売新聞の取材に「なぜこんな事故が相次ぐのか。車間距離を取って気をつけていても、対向車が車線を越えてきたら防ぎようがない」と話した。

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