学校給食の漂白剤混入事件で、16日に威力業務妨害容疑で逮捕された埼玉県富士見市立水谷東小学校の女性教諭(24)が、県警の調べに「(漂白剤を入れた)学年の子どもたちと前日に一緒に給食を食べ、楽しそうでいいなと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。
女性教諭はこの学年の児童の担任を2年続けて務めたが、今春外れ、逮捕後に「担当させてもらえず悔しかった」と供述。捜査関係者によると、新たに担任となった別学年では「クラスをまとめられず、ストレスがあった」とも話した。
事件前日、自身のクラスはコロナで学級閉鎖だったといい、県警は、担任を希望した学年の児童と給食で接したのをきっかけに、不満を爆発させた可能性があるとみて調べている。
発表によると、女性教諭は15日昼、同校3階の廊下に置かれたカレーの容器に塩素系漂白剤を入れ、学校業務を妨害した疑い。県警は17日、同容疑で女性教諭をさいたま地検に送検した。