きょう午前、岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で自動小銃が乱射されました。自衛隊員の男性3人が搬送され、2人が死亡、1人が重傷です。自衛隊は18歳の自衛隊員の男を逮捕しました。
岐阜市の現場です。こちらの建物が事件のあった射撃場で、現在も警察と自衛隊内の犯罪を捜査する警務隊の関係者が慌ただしく出入りしています。
警察や消防によりますと、きょう午前9時15分ごろ、陸上自衛隊日野基本射撃場から、「銃により負傷者がいる」と消防に通報がありました。自動小銃が乱射され、自衛隊員の男性3人が病院に搬送されました。そのうち25歳の男性ら2人が死亡、20代の男性が重傷です。
陸上自衛隊が男1人の身柄を確保し、25歳の男性に対して殺意をもって銃を発砲したとして、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。逮捕されたのは18歳の自衛隊員の男で、今年4月に入隊し、名古屋市の守山駐屯地で勤務していたということです。
事件当時は新しく入った隊員への実弾射撃の訓練中だったということで、男は発砲したことを認めているということです。
近くに住む人「隊員の人のすごい叫び声が聞こえた。（家を）閉め切っているが聞こえたので、相当大きな声」
周辺には多くの住宅が立ち並びますが、自衛官以外にけが人の情報は入っていません。