署名だけで楽々 市役所に「書かない窓口」、職員が入力 栃木・佐野

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

住民票の写しや印鑑証明を取る際の煩わしさを軽減するため、栃木県佐野市は15日から庁舎1階の市民課にコンシェルジュ(案内人)を置き、職員が来庁者からの聞き取りで申請書を作成する「書かない窓口」を開設する。市は窓口での待ち時間短縮を通じた市民サービスの向上につなげたい考えだ。
多岐にわたる死後の手続き 一気に済ませる窓口設置 埼玉・三郷 市は2021年6月、市民課の窓口業務の一部を他市に先駆けて民間委託した。「書かない窓口」は委託先の「セゾンパーソナルプラス」(本社・東京都豊島区)が提案し、住基システムと連携する「窓口支援システム」を導入して対応する。

対象となる手続きは、住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、戸籍の全部事項証明書(謄本)、個人事項証明書(抄本)などの本人による交付申請。コンシェルジュ役が申請者を窓口に案内し、担当職員が住所、氏名、生年月日、申請内容などを聞き取って支援システムに入力。出力した申請書類を申請者が確認し、署名すると手続きが完了し、証明書が交付される。市は従来の申請手続きに比べ、1件当たり2分程度の時短効果を見込んでいる。 また、市は住民票や戸籍、印鑑証明など関連する申請書類の書式を統一し、手続きの簡略化を図る。一方、第三者による申請やパスポート申請、印鑑登録、各種届け出は「書かない窓口」の対象外。問い合わせは同市市民課(0283・20・3016)。【太田穣】
市は2021年6月、市民課の窓口業務の一部を他市に先駆けて民間委託した。「書かない窓口」は委託先の「セゾンパーソナルプラス」(本社・東京都豊島区)が提案し、住基システムと連携する「窓口支援システム」を導入して対応する。
対象となる手続きは、住民票の写し、住民票記載事項証明書、印鑑登録証明書、戸籍の全部事項証明書(謄本)、個人事項証明書(抄本)などの本人による交付申請。コンシェルジュ役が申請者を窓口に案内し、担当職員が住所、氏名、生年月日、申請内容などを聞き取って支援システムに入力。出力した申請書類を申請者が確認し、署名すると手続きが完了し、証明書が交付される。市は従来の申請手続きに比べ、1件当たり2分程度の時短効果を見込んでいる。
また、市は住民票や戸籍、印鑑証明など関連する申請書類の書式を統一し、手続きの簡略化を図る。一方、第三者による申請やパスポート申請、印鑑登録、各種届け出は「書かない窓口」の対象外。問い合わせは同市市民課(0283・20・3016)。【太田穣】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。