死亡した女児の保護者「生のリンゴは同意していない」…保育園側は「加熱せず」認める

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鹿児島県姶良市の保育園で、当時生後6か月の女児がすり下ろしたリンゴを食べた後に意識不明になり、その後死亡した事案で、保護者が「生のリンゴをすり下ろして与えることには同意していない」と代理人弁護士に述べていることがわかった。
代理人によると、入園前の3月に保護者と保育士が面談した際、保護者は「果物は加熱してすりつぶしたり、こした果汁をあげたりしている」と説明。園側は「生の果物はあげないようにする」と回答したという。保護者は、果物は加熱して与えているものと認識していた。
国の指針では、リンゴは「細かくなったとしても食塊の固さ、切り方によってはつまりやすい」として「離乳食完了期までは加熱して提供する」とされている。園側は取材に対し、加熱していなかったことを認めている。
事案は4月18日に起き、女児は5月28日に亡くなった。死亡時は生後7か月だった。リンゴをのどに詰まらせた可能性があり、代理人は近く、医師から死因の説明を受けるとしている。

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