鈴木宗男氏「ネット選挙の怖さ感じる」 ガーシー容疑者逮捕

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元参院議員のガーシー(東谷義和)容疑者(51)が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕されたことについて、参院懲罰委員長の鈴木宗男氏(日本維新の会)は毎日新聞の取材に対し「極めて残念」とした上で、ガーシー容疑者の当選につながったネット選挙の怖さに言及した。
【笑みを浮かべ…移送されるガーシー容疑者】 鈴木氏は「国民から選ばれた立場なのに国会に一度も出席せず、開き直るような態度を取っていたことは許されない。こういう結果になったのは極めて残念で、もっと早く国民におわびしてほしかった」と述べた。

その上で「もし主張したいことがあるなら、司法の場で自分の考えを述べることに尽きる」とし、「(捜査当局は)きちっと取り調べ、何があったのか国民に分かるようにすることが大切だ」と話した。 一方で、「このような人を選んだネット選挙の怖さを感じる。ネット社会における国民・有権者の判断基準も問われているのではないか」と指摘した。 ガーシー容疑者は2022年7月の参院選で、インターネット上への動画投稿などで知名度を広げ、国会に登院しないことを公約に個人で28万票余を獲得して初当選。アラブ首長国連邦(UAE)などに滞在を続けた。 参院は今年2月に「議場での陳謝」の懲罰を科したが、ガーシー容疑者は帰国せずに国会を欠席。参院は3月の本会議でガーシー容疑者を「除名」とする懲罰案を可決し、ガーシー容疑者は議員資格を失った。 鈴木氏は参院懲罰委員長として、ガーシー容疑者の懲罰や除名処分に関わった。【青木英一】
鈴木氏は「国民から選ばれた立場なのに国会に一度も出席せず、開き直るような態度を取っていたことは許されない。こういう結果になったのは極めて残念で、もっと早く国民におわびしてほしかった」と述べた。
その上で「もし主張したいことがあるなら、司法の場で自分の考えを述べることに尽きる」とし、「(捜査当局は)きちっと取り調べ、何があったのか国民に分かるようにすることが大切だ」と話した。
一方で、「このような人を選んだネット選挙の怖さを感じる。ネット社会における国民・有権者の判断基準も問われているのではないか」と指摘した。
ガーシー容疑者は2022年7月の参院選で、インターネット上への動画投稿などで知名度を広げ、国会に登院しないことを公約に個人で28万票余を獲得して初当選。アラブ首長国連邦(UAE)などに滞在を続けた。
参院は今年2月に「議場での陳謝」の懲罰を科したが、ガーシー容疑者は帰国せずに国会を欠席。参院は3月の本会議でガーシー容疑者を「除名」とする懲罰案を可決し、ガーシー容疑者は議員資格を失った。
鈴木氏は参院懲罰委員長として、ガーシー容疑者の懲罰や除名処分に関わった。【青木英一】

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