元ジャニーズJr.二本樹顕理氏がジュリー社長に「性加害の事実を知っていたと正直に話してほしい」

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元ジャニーズJr.の二本樹顕理氏(39)がジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題で31日、国会内で開かれた立憲民主党「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した。
藤島ジュリー景子社長はジャニー氏による性加害問題をめぐり、5月14日に事務所サイトで動画で「心よりお詫び申し上げます」と陳謝。しかし、性加害の事実認定には明言を避け、第三者委員会の設置も行わない考えを示した。
立憲は5月26日にジュリー社長に対して党会合への出席を要請したが、ジャニーズから「新たな対応をしているため、ご理解いただきたい」と回答され、ヒアリングでの説明を断られていた。
二本樹氏は立憲議員から「ジュリー景子社長に何か言いたいことはないか」と質問され、「性加害があった事実を知らなかったではなく、知っていたことを正直に話してほしいと思っていますし、こういったヒアリングの場にもぜひ足を運んでもらいたい」と要望。ジャニーズからの謝罪については「ありません」と明かした。
ヒアリングでは、二本樹氏のほかに、ともに元ジュニアのカウアン・オカモト、橋田康両氏がジャニー氏からの性加害を訴えている。
二本樹氏は参加した立憲議員から「言いづらいことだが、(ジャニー氏に)性の搾取をされた。ご自身の名誉を回復したい気持ちはあるか」と確認され、「あります。過去のトラウマと決別したいという思いを持っています」とした。
立憲は先週、児童虐待防止法改正案を国会に提出。今国会での成立を強く訴えているが、会期中に与野党の賛成多数で同法案が成立するかをめぐっては「そんなに急ぐことはない」(与党議員)との声も上がり、不透明な状況だ。
二本樹氏は「ジャニーズの性加害問題は長年放置されてきました。こうした性被害の事実を見て見ぬフリをしないで、全党でこの法案を成立していただければと思っております」と改正案成立を訴えた。

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