ルーマニアのスリ団「窃盗目的で来日」、168万盗む…「日本人は不用心で盗みやすかった」

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東京や大阪、兵庫など5都府県でスリを繰り返したとして、兵庫県警がルーマニア国籍の男3人(公判中)を窃盗容疑などで逮捕、送検したことが分かった。
26件計約168万円の被害を裏付けたという。県警の調べに3人は「窃盗目的で来日した。日本人は防犯意識が低く、不用心で盗みやすかった」と供述しているという。
県警は1月、実行役の被告(30)の他、見張りや目隠し役の2被告を逮捕。30日までに窃盗容疑25件と未遂1件について送検し、捜査を終えた。
捜査関係者によると、3人は主に駅のエスカレーターやエレベーターなどコロナ禍でも人に近づきやすい場所で、リュックサックなどから財布を盗んだという。県警は、防犯カメラの映像を解析して3人を特定した。
被害は2019年12月と22年12月~23年1月に発生。県警は、旅行などで多額の現金を財布に入れる人が増える年末年始を狙ったとみている。3人は「日本は荷物から目を離す人が多く、盗むのは簡単だった」と話しているという。

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