社長夫人と“ラブホ不倫”した20代社員の末路。差出人不明の封筒が届いて…

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こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、セクハラやパワハラというと、非道な男性がか弱い女性にするものというイメージが強いかもしれませんが、その逆パターンも実は少なくありません。今回ご紹介する左官工の篠田悠助さん(28歳・仮名)が体験したのは、彼の目上の立場である社長夫人からの不倫強要でした。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
◆きっかけは自業自得な“領収書の水増し請求”
篠田さんが勤めるのは、一人親方(フリーランスの職人)だった社長が業務拡大のために5年前に起業した左官業の会社。職人は社長と篠田さん含め4人で、あとは社長夫人(32歳)が経理担当を務める計5人体制の小規模な会社だったそうです。
「いわゆる“アットホームな会社”です(笑)。経費の精算などがたびたびあったので、奥さん(社長夫人)とのやりとりはもともと多かったんですが、あるとき僕が領収書の金額を1000円ぐらい軽く水増ししていたことが奥さんにバレて、呼び出されたんですよ。
でも指定された場所は居酒屋で、飲みながら軽く説教された程度で、『旦那(社長)には報告しないでおいてあげる』って言われて一安心……と思っていたら、店を出てから泥酔した奥さんが『ちょっと横になりたい』って言い出して、なかば強引にラブホに連れ込まれて。これは口止め料の性接待ということか、と思った僕は仕方なく奥さんと一線を越えたんです」
◆その後も週1ペースで居酒屋→ラブホが定番化
完全に自業自得ではありますが、着服をチクられるのをおそれ社長夫人と関係を持ったことに、篠田さんはひどく後悔していたようで表情を曇らせます。
「一度だけ身体を捧げればチャラになると思っていた僕が甘かった。奥さんはけっこう欲求不満なようで、その後、こっそり居酒屋に呼び出されてラブホに行くというのが、週1ペースでありました。しかも割り切った遊びの関係ならまだしも、なんだか奥さんが僕に本気になってきていて。
僕が彼女と会っているときに、奥さんからジェラシーの鬼電(電話)や鬼LINEがあったり、彼女のマンションにお泊りしているときになぜか住所を特定して近所まで来ていたり……。さすがに家に乗り込んでは来なかったですが、後日またラブホに連れ込まれたとき、『あの女と別れないと横領をバラしてクビにしてもらう』って脅してきたんです。彼女と別れたくはないし、会社を辞めさせられたら生活できなくなるし……。精神的にかなり追い込まれました」
◆彼女宅に不穏な“消印なしのSDカード入り封筒”
恋人と別れるなんてことはできず、なんとかごまかし続けていた篠田さん。けれどストーカーのようになってきた社長夫人の行為は、さらにエスカレートしていったんだとか。
「僕は後日聞かされたのですが、彼女の部屋のポストに消印がなく差出人不明の封筒が投函されていて、その中にSDカードが入っていたそうです。彼女がSDカードの中身を見たところ、そこには奥さんと僕がラブホにいる姿が隠し撮りされた動画が入っていたらしく……。彼女は泣きながらブチ切れて、そのままフラれてしまいました」
◆「この業界で仕事ができなくなる」という不安
社長夫人は思惑どおりに二人を破局させられたことに、とてもご機嫌だったといいます。

◆最若手の職人が次なるターゲットに
篠田さんは、「このままずっと奥さんに脅されながら強制的に不倫を続けなくちゃいけないのか」と辟易していたものの、ある時期からぱったりと社長夫人からの誘いがなくなったそうです。
「徐々に奥さんからのLINEが少なくなっていって、いつの間にか普通の“社長夫人”と“一社員”の関係に戻れていました。奥さんはニコニコと上機嫌だったので、僕が怒らせたとかなにかヤラかしたわけではなさそう。ただ、ひとつ気になっていることはありました。僕より5歳年下でうちの会社のなかで最若手の職人が、最近かなりテンションが低いんです。真実を確認するのがこわくて本人に確かめていませんが、もしかしたら奥さんのターゲットが僕から彼に変わったのかもしれませんね(苦笑)」
篠田さんが社長夫人から脅しの不倫関係になってしまったきっかけは、身から出た錆なのであまり同情はできませんが、近ごろ元気がないという若手職人さんが社長夫人の餌食になっていないことを祈るばかりです。
<文/堺屋大地>

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