福岡県警の警視ら3人、報道関係者や知人に情報漏えい…いずれも複数女性と不適切な交際も

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福岡県警は19日、報道関係者や知人に事件や事故の情報をSNSで漏らしたなどとして、鉄道警察隊の男性警部(55)と県警少年課の男性警視(48)を減給、八幡西署警備課の男性警部補(44)を戒告の懲戒処分にした。
3人は漏えいを認め、同日付で依願退職した。
発表によると、警部は2021年3月~22年12月、業務用の端末で得た情報を報道関係者に漏らしたなどとして減給100分の10(6か月)、警視は19年10月~22年4月、知人や報道関係者に情報を漏えいしたなどとして減給100分の10(3か月)とされた。警部補は22年3~9月、犯罪歴などの情報を知人に漏らしていた。警部補は19日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検された。
警視も同日、情報漏えい以外に、20年に県内であった地方選挙で特定の候補者に投票するよう同僚ら3人に依頼したとして、公職選挙法(特定公務員の選挙運動の禁止)違反容疑で書類送検された。
県警は報道関係者について、「個人の特定につながる」として、性別や会社名を明らかにしていない。漏えい情報を基にした報道もあったが、捜査への影響は確認されなかったという。また、SNSで警察の情報について不適切な取り扱いをしていた十数人に対し、注意や指導をしたという。
懲戒処分の3人は既婚者だが、複数の女性と不適切な交際をしていたことも判明。県警の桐原哲夫・首席監察官は「県民の皆様に深くおわびし、再発防止に努めます」としている。

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