預金引き出す理由転々「詐欺では」 職員、高齢者の被害防ぐ

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詐欺被害を未然に食い止めたとして、千葉県警市川署は19日、いずれも小松川信用金庫市川南支店(同県市川市平田4・篠崎豊支店長)職員、金子優子さん(46)と清水絹代さん(42)に感謝状を贈った。
市職員が電話で「還付金」 渡してしまったカード 同署などによると、2人は4月12日、「身内に不幸があったので200万円を下ろしたい」と預金の引き出しを求めてきた70代の女性客に応接した。金子さんがさらに話を聞いたところ、女性客が息子を名乗る男から「仕事の契約金をなくした」との電話を受けていたことを知り、詐欺を疑った。清水さんがすぐに女性客の息子に電話を入れ、女性客がだまされていたことが分かったという。 同署の川口光浩署長は1人ずつ感謝状を手渡し、「(来店者が)本当にだまされているのか、見極めるのは難しいと思う。感謝を申し上げたい」と2人の対応をたたえた。清水さんは「お客さんに声掛けをしてきた積み重ねが実った」と笑みを浮かべ、金子さんは「お客様と信頼関係を結ぶことができれば詐欺も食い止められる。忙しくてもきちんと対応していきたい」と話した。【林帆南】
同署などによると、2人は4月12日、「身内に不幸があったので200万円を下ろしたい」と預金の引き出しを求めてきた70代の女性客に応接した。金子さんがさらに話を聞いたところ、女性客が息子を名乗る男から「仕事の契約金をなくした」との電話を受けていたことを知り、詐欺を疑った。清水さんがすぐに女性客の息子に電話を入れ、女性客がだまされていたことが分かったという。
同署の川口光浩署長は1人ずつ感謝状を手渡し、「(来店者が)本当にだまされているのか、見極めるのは難しいと思う。感謝を申し上げたい」と2人の対応をたたえた。清水さんは「お客さんに声掛けをしてきた積み重ねが実った」と笑みを浮かべ、金子さんは「お客様と信頼関係を結ぶことができれば詐欺も食い止められる。忙しくてもきちんと対応していきたい」と話した。【林帆南】

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