母の日に、大阪市で82歳の母親を包丁で刺して殺害しようとした疑いで、54歳の息子が逮捕された。母親はその後、死亡した。
無職の小谷博幸容疑者(54)は、14日午前8時半ごろ、大阪市住吉区の交番を訪れ、「母親を殺した」と申告した。
小谷容疑者のかばんには、血の跡のようなものがついた包丁がタオルにくるまれた状態で入っていて、自宅に警察官が駆けつけると、小谷容疑者の母親の昌子さん(82)が意識不明の状態で血を流して倒れていたという。
昌子さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
調べに対し、小谷容疑者は「母の首を包丁で切ったことに間違いない」と容疑を認めていて、警察は、容疑を殺人に切り替えてくわしい経緯を捜査している。