「日本がヤバい!」と言われ始めてしばらくたつが、本当にヤバくなってきた。国が貧乏になると悪いことしか起きないのだ。「日本のヤバい現場」第1弾は繁華街。各地で目を覆いたくなるような犯罪が頻発している。日本に住んでいる身として、知っておいて損はない。◆上野周辺の治安が著しく悪化
東京の「北の玄関口」と呼ばれる上野。近年、周辺の治安が著しく悪化している。上野駅の南に位置する御徒町では、宝石店やブランド品買い取り販売店が強盗に襲われる事件が頻発している。
特に物騒な雰囲気が漂うのは、上野駅の西側にある湯島エリアだ。実際に街を歩いてみると男性のキャッチがひっきりなしに声をかけてくる。キャッチ行為自体も迷惑防止条例に違反しているが、紹介先の店も「闇カジノ」など違法な店舗が交じっている。
◆MDMA漬けのクラブも
また、最近湯島に増えてきたベトナム人の界隈もキナくさい。湯島にビルを複数所有している男性が話す。
「湯島にはベトナム人ばかりが集まるクラブがあるんですが、店内では合成麻薬のMDMAが売られています。週末の深夜2時以降がもっとも客が多く、口から泡を吹いたベトナム人が店の前に転がっていることもあります」
◆ぼったくり常習犯の中国人女性たちに要注意
今年3月には同エリアのマッサージ店で寝ていた日本人店主と中国人スタッフが刃物を持った男に襲われ、重傷を負った。現金約425万円とスマートフォン2台を奪って逃走した男は翌月に逮捕されている。
そんな湯島で日本人の酔客がもっとも気をつけなくてはならないのが、通りに大量発生している中国人女性たちだ。
過去にSPA!でも取り上げたように、彼女たちは泥酔客を路地裏のスナックに連れ込んで酩酊させ、近くのコンビニATMでカネを下ろさせるぼったくりの常習犯である。だが、驚いたのは彼女たちの素性だ。前出の男性が話す。
「あれでも昼間はいいお母さんなんですよ。彼女たちのぼったくりは終電から早朝までが勝負なんですが、そのあと普通に子供を小学校まで送っている人もいますからね」
もはや彼女たちにとって泥酔客からカネを奪うことは、朝飯前のことだ。躊躇も情もない。油断したらすぐにやられてしまう。
取材・文・撮影/SPA!危ない繁華街取材班