【独自】「疲れがたまって…限界」被告が上告取り下げ…老人ホーム転落死で死刑確定

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川崎市の老人ホームで入所者3人を殺害した罪に問われ死刑判決を言い渡された被告が最高裁への上告を取り下げたことが分かりました。これで死刑判決が確定したことになります。
今井隼人被告(30)は2014年、川崎市にある老人ホームで入所していた80代と90代の男女3人をベランダから投げ落として殺害した罪に問われました。
今井被告側は「警察の意図をくんで虚偽の供述をした」などと無罪を主張していましたが、1審の横浜地裁は「裁判での説明は全体として完全に破綻(はたん)している」「真実を知りたい遺族の前で犯行を否認し、更生の出発点にも立っていない」として死刑判決を言い渡し、2審の東京高裁もこれを支持しました。
今井被告側は最高裁に上告していましたが15日までに取り下げていたことが分かりました。
テレビ朝日の取材に対し、今井被告は「ここまで長く戦ってきて気持ち的にも疲れがたまっていました。限界であると思い上告の取り下げをしようと考えています」とする手紙を送っていました。

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