強豪女子バレー部の教諭、選手9人の前髪切る…「春高」に向け「大会に集中するように」

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東京都市大塩尻高校(長野県塩尻市)の女子バレーボール部の部長(教諭)が、部の指導の中で選手9人の前髪を切っていたことが28日、同校への取材でわかった。
9人は今春卒業し、現在、部長と監督(教諭)は指導から外れており、同校は今後、県バレーボール協会と県高体連に対し、処分などを正式報告する。
同校によると、昨年12月、全日本選手権大会(春高バレー)に向けた合宿中、前髪を気にしていた選手に対して監督が「大会に向け集中するように」と指導。選手は部長に相談し、翌日、美容院で前髪を切ってきた。部長がほかの選手に「あなたたちはどうするの」と問いかけ、最終的に選手の申し出を受ける形となって部長がハサミで9人の前髪を切ったという。
学校側は、今年3月に卒業生の保護者を対象に行ったアンケートで把握。9人の保護者に謝罪し、県バレーボール協会と県高体連に連絡した。学校の聞き取りに対し、部長は「いろんな人を傷つけてしまった」と反省しているという。
取材に阪本勝利校長は「あってはならないことを起こしてしまい本当に申し訳ない」と話した。

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