女性客に“立ちんぼ”させたか 「森のくまさん」ホストを逮捕

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花柄のジャケットを着て、警察車両から降りてきた男。売春防止法違反の疑いで逮捕された、江川誉容疑者(25)。
「森のくまさん」を名乗り、東京・新宿区歌舞伎町でホストとして働く、江川容疑者。
20代の女性客をそそのかし、いわゆる“立ちんぼ”といわれる売春目的の客引き行為をさせた疑いが持たれている。
事件は4月10日、23歳の女性客が、買春容疑で逮捕されたことによって明らかになった。
警視庁によると、女性客は2023年2月からほぼ毎日、江川容疑者目当てに、歌舞伎町のホストクラブに通っていたという。
店での飲食代として、江川容疑者は連日のように、およそ20万円を支払うよう要求。
3月に入り、支払いが滞ると、江川容疑者は「生活に困っているなら、立ちんぼしてみなよ。立ちんぼで稼いだら、店でも会えるし返済もできる」と話し、売春をそそのかしたとみられている。
さらに江川容疑者は、SNSでも次のようなやり取りをしていた。
女性客「立ちんぼに行けばいいの?」江川容疑者「立ちんぼが主流だよ、こっち(歌舞伎町)は。なんなら大久保公園に行ったら、いっぱい女が並んでいるから、それと一緒みたいに、待ち合わせしているふりして並んだらいいよ」
女性客はこれに従い、逮捕されるまでのおよそ40日間にわたって売春行為に及び、その売り上げの8割を、江川容疑者のホストクラブで使っていたという。
警視庁の調べに、江川容疑者は「立ちんぼをやれば、簡単に稼げると思い、自分の売り上げや指名本数を上げるために、そそのかした」と話し、容疑を認めている。
現場の公園周辺では、2023年に入り、売春の客待ちなどで女性18人が検挙されていて、警視庁は検挙した女性に対し、生活相談などもあわせて行っているとしている。

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