「鎌倉殿の13人」出演のアクション俳優、大和市議選で2位当選

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23日投開票の神奈川県大和市議選(定数28)では、立憲民主党新人でアクション俳優の北島康平さん(44)が2位当選を果たした。
「子どもたちに夢を追いかける姿を見せながら、すべての世代が住みやすい地域をつくりたい」と、二足のわらじでの挑戦に思いを新たにする。
横浜市泉区出身の北島さんは、20代から東京都内のタレント事務所に所属。アクション俳優として、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」や映画「SP革命篇」などに出演してきた。結婚を機に、20年ほど前から大和市で暮らしている。
家庭では、高校3年から幼稚園児までの4姉妹の父親。娘たちが通う小学校のPTA会長を6年間にわたって務めるなど、子育てや教育現場での課題を目にする機会が多かった。「地域に根差して子どもたちのためにできることは何か」と考えていた頃、県議に転身した前市議から、後継として立候補するように提案され、政治の道へのチャレンジを決意した。
選挙戦では「子どもが第一」をモットーに、保育の充実、危険な通学路の解消などを公約に掲げた。街頭では得意のアクションも披露し、「大和ファミリーとして誰もが暮らしやすい地域をつくる」と訴えた。
初当選の連絡が入った24日未明、大和市の事務所で支援者から花束を受け取るとポーズを決めた。議員活動に全力投球し、俳優も続けるつもり。「夢をあきらめる姿を子どもたちには絶対に見せたくない」と覚悟している。経験や勉強不足を自覚しながらも「足りないものだらけだが、投票していただいた皆さんの期待を裏切らない仕事をする」と意気込みを語った。

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