ジョギング並みのゆっくりとしたスピードで北上している台風12号が、「非常に強い」勢力で沖縄の石垣島などに接近しています。午前中が最も荒れる予想となっていて、警戒が必要です。
■“今年一番の暴風” 空港に観光客殺到
一方向にあおられる街路樹が、その強風を物語っています。
しょうへいさん：「風が相当強くなってる。窓がガタガタ揺れたり。建物の中にいても、風の音が聞こえてくる」
石垣島の南の海上をジョギング並みのスピードで、ゆっくりと北上している台風12号。
暴風域に入っている石垣島では、午前6時までに最大瞬間風速36.1メートルで、今年一番の暴風を観測しました。
11日、空港では、長い行列ができていました。飛行機が欠航になる前に、島を出ようとする観光客などが殺到しました。
神奈川からの観光客：「夜の便で帰るつもりだったが、きのう気が付いて急いで振り替えた。この便が午後2時5分で最後なので、逃げるように」
■スーパーにも殺到…100便以上“欠航”
街中では、人々が台風接近に備える光景がみられました。
市内のスーパーは、閉店時間を前倒ししましたが、閉店予定時間を過ぎてからも、駆け込み客が途絶えませんでした。
来店客：「飛行機が欠航になって、あすも一日ホテルに泊まることになった。非常食というか、保存のきくものを買った」
12日も、台風の影響で、石垣島などを発着する合わせて100便以上の欠航が決まっています。