岸田首相襲撃容疑者 ツイッターでも批判投稿か「普通の国民が立候補できる環境は必要」

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岸田文雄首相の演説会場で起きた爆発事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された木村隆二容疑者(24)=兵庫県川西市=が、被選挙権の年齢制限などから参院選に立候補できなかったのは憲法違反だとして、国に損害賠償などを求めて神戸地裁に提訴し、棄却されていたことが18日、分かった。訴訟では安倍晋三元首相の国葬実施や、安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を批判していた。
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木村容疑者のものとみられるツイッターのアカウントから岸田首相への批判や不満が投稿されていた。首相が海外留学生を増加させるとのニュースを引用し「自国民より外国人を優遇する政治家は国賊と言います」と批判。こうした政治家は選挙で落選させるべきと主張し、「普通の国民が立候補できる環境は必要です」と投稿していた。
また、昨年7月に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件にも言及。当時の警察庁長官が事実上の引責辞職をしたことについて「警察庁長官が辞職しても、自民党がまた自分に都合のいい人を据えるだけです」とつづり、「三権分立も確立されていない日本で、警察・検察の人事に、政府の関与を許してはいけません」と持論を展開した。岸田首相が、テロと対決する姿勢を示したとの報道についても「岸田首相も世襲3世ですが、民意を無視する人が政治家には通常なれません」などと記載した。
投稿は昨年6月27日から事件4日前となる今年の4月11日まで計23回あった。

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